IHクッキングヒーターとガス給湯器を併用したい方へ

2021年12月25日

IHクッキングヒーターとガス給湯器を併用したい方へ
最近はオール電化が普及していますが、IHクッキングヒーターとガス給湯器を併用する電気・ガスを併用したいと思っている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、IHクッキングヒーターとガス給湯器を併用したい方へ、オール電化と電気・ガス併用の比較、オール電化で後悔しないポイント、エコキュートと電気・ガス併用のメリット・デメリットについてご紹介します。
IHクッキングヒーターとガス給湯器を併用したい方へ
■オール電化と電気・ガス併用の比較

オール電化にすれば光熱費が低減できるということを聞いたことがあるでしょう。
オール電化はガスを使わないため、光熱費がその分低減でき、火災が発生するリスクが少なくなるというメリットがあります。
しかし、電気使用量が多くなるため、実際に光熱費が低減できるか心配している方もいるでしょう。
ここでは、オール電化と電気・ガス併用の比較についてご紹介します。

●オール電化のメリット・デメリット

オール電化というのは、給湯や暖房などを電気で全て賄うものです。
調理は、ガスコンロを使わないでIHクッキングヒーターなどを使います。
ここでは、オール電化のメリット・デメリットについてご紹介します。

・オール電化のメリット
オール電化のメリットとしては、次のようなものがあります。

(光熱費が低減できる)
オール電化はガスを使わないため、ガスの基本料金も従量料金もかかりません。
電気使用量は多くなりますが、夜間の安い電気料金の電力を使ってお湯を沸かすため、トータルの費用を安くすることもできます。
ガス管の引き込み工事費用が、新築のときは低減できます。

(一元で光熱費が管理できるため節約意識がアップする)
給湯、調理、暖房などの光熱費が一元で管理できるため、電気使用量に着目しやすくなります。
一目で使い過ぎがわかるため、自然に節約する意識がアップし、光熱費のさらなる低減ができるでしょう。

(安全性が高い)
ガスを使わないため火が出なく、火災が発生するリスクが少なくなります。
不完全燃焼による一酸化炭素中毒やガス漏れのリスクもないため、安心でしょう。

(災害が発生したときにリスクが少なくなる)
停電のときにはオール電化は何もできなくなりますが、蓄電池があると電気が一定期間は使えます。
断水のときでも、お湯が貯湯タンクに貯まっているため安心です。
また、過去の大きな地震のときは電気の方がガスよりも早く復旧しており、電気・ガス併用のときより早く給湯や暖房が使えるためメリットがあります。

・オール電化のデメリット
オール電化のデメリットとしては、次のようなものがあります。

(停電のときにライフラインが止まる)
蓄電池があると電気が一定時間使えますが、蓄電池は高額であることがデメリットです。
また、エコキュートの貯湯タンクのお湯や水はお風呂やトイレなどには使えますが、飲用としては使えません。
というのは、貯湯タンクの中の水がいつ貯まったものかわからないことと、塩素が高温で抜けたことなどのために、衛生的に良くないためです。

(イニシャルコストが高い)
オール電化のときは、エコキュートが必要になります。
エコキュートは、30万円~50万円くらいの本体価格と10万円~20万円くらいの工事費用がかかります。
IHクッキングヒーターを導入するときは、本体価格と工事費用で15万円~30万円くらいかかります。

(広い設置スペースが必要である)
エコキュートは夜間電力で沸かしたお湯を貯湯タンクに貯めるため、広い設置スペースが必要になります。

(ガスの方が昼間はお得なこともある)
一般的に、オール電化のときは夜間は安く、昼間は高い電気料金プランを選びます。
電気を昼間に多く使う家庭は、電気・ガス併用の方が安くなることもあります。

(火が必要な調理ができない)
IHクッキングヒーターは、ガスコンロであれば作れる料理でも作れないことがあります。
IHクッキングヒーターは調理器具を電磁波で暖めるため、土鍋などは使えません。
料理が好きなときは、火が必要な調理ができないため物足りないと思うかもしれません。

●電気・ガス併用のメリット・デメリット

電気・ガス併用というのは、ガスで一部の給湯や暖房などを賄うものです。
ここでは、電気・ガス併用のメリット・デメリットについてご紹介します。

・電気・ガス併用のメリット
電気・ガス併用のメリットとしては、次のようなものがあります。

(イニシャルコストが安くなる)
電気・ガス併用のメリットは、イニシャルコストが安くなることです。
エコキュートであれば工事費用込みで40万円~70万円くらいですが、ガス給湯器であれば工事費用込みで10万円くらいになります。
また、IHクッキングヒーターを導入するときは工事費用込みで15万円~30万円くらいですが、ガスコンロのときは据え置きタイプであれば2万円~3万円くらい、ビルトインタイプでも5万円~10万円くらいです。

(お湯が使いたいときに沸かせる)
オール電化は、エコキュートの貯湯タンクのお湯を全て使うとお湯が次の日まで使えないというデメリットがあります。
しかし、ガス給湯器はお湯が必要なときに必要な量のみ沸かせることがメリットです。

(エネルギー効率が高い)
一般的に、ガスの方が電気よりもエネルギー効率が高いといわれています。
暖房のときでも、ガスファンヒーターの方がエアコンよりも部屋が早く暖まり、ガスの方がお湯を沸かすときも早いことがあります。

(オール電化よりも安いこともある)
都市ガスであれば、光熱費がオール電化よりも安いこともあります。
特に、家に昼間は居ることが多いときは、給湯や調理にガスを使う方がトータルの費用は安くなるでしょう。

・電気・ガス併用のデメリット
電気・ガス併用のデメリットとしては、次のようなものがあります。

(プロパンガスのときはオール電化の方が安い)
一般的に、プロパンガスは都市ガスよりも高いといわれています。
というのは、都市ガスは国の許可が料金基準を決めるために必要ですが、プロパンガスは自由にガス会社が決められるためです。
プロパンガスのときは、オール電化にする方が光熱費は低減できるでしょう。

(火災が発生するリスクがある)
火を使うため、火災が発生するリスクがあります。
チャイルドロック機能が搭載されているガスコンロが最近は普及していますが、高齢の方や小さい子供さんがいる家庭では不安なこともあるでしょう。

(災害が発生したときの復旧が遅くなる)
水道管やガス管に被害があるような大きな地震のときは、復旧するために時間が相当かかります。
この間は、電気・ガス併用のときはお風呂などが自宅で使えないでしょう。
オール電化の方が台風で停電したときであれば不利ですが、ライフラインが全て止まるような大きな地震のときはオール電化の方が早く復旧するため有利です。

●オール電化と電気・ガス併用の基本料金

基本料金と従量料金をプラスしたものが、電気料金とガス料金になります。
ここでは、オール電化と電気・ガス併用の基本料金についてご紹介します。

・オール電化の基本料金
一般的に、オール電化のときは夜間が安く昼間が高い電気料金プランを選びます。
例えば、中部電力のオール電化の電気料金プランとしてはスマートライフプランがあります。
契約容量によって基本料金は違いますが、普通の家庭の10kVAの契約容量までのときは、1,487.04円の基本料金になります。

・電気・ガス併用の基本料金
電気・ガス併用のときは、一般的な従量電灯プランの電気の基本料金と都市ガスの基本料金をプラスします。
例えば、中部電力の従量電灯プランB(40A契約プラン)の電気の基本料金は1,144円です。
東邦ガスは、基本料金が使用量によって違います。
普通の家庭で契約する「がすてきトクトク料金」の20㎥超~50㎥のときは、ガスの基本料金が1,649.38円です。
電気の基本料金とガスの基本料金をトータルすると2,793.38円になります。
そのため、基本料金のみではオール電化の方が安くなります。

●オール電化と電気・ガス併用のランニングコスト

ここでは、オール電化と電気・ガス併用のランニングコストについてご紹介します。
中部電力のスマートライフプランと、東邦ガスの「がすてきトクトク料金」の20㎥超~50㎥の従量料金としては、次のようになります。
電気の1kWhあたりの従量料金は昼間が38.71円、夜間が16.30円
ガスの1㎥あたりの従量料金は164.30円
ガスの従量料金の方が一見すれば高く見えますが、単位が電気とガスでは違うため、同じ1kWhあたりのガスの従量料金を計算すると12.86円になります。
そのため、ランニングコストとしては、電気の夜間の従量料金よりガスの方が安くなります。
なお、基本料金と従量料金をトータルした月額の光熱費については、具体的に専門家などにシミュレーションしてもらう必要があります。

●オール電化と電気・ガス併用の災害が発生したときの復旧

ライフラインが止まるような規模の大きな災害が発生したときは、オール電化の方が有利です。
都市ガスのときは、地下に埋設したガス管が壊れると復旧するまでに時間が相当かかります。
しかし、電気は早く復旧します。

●オール電化と電気・ガス併用のメンテナンス

給湯器の寿命としては、エコキュートが10年間~15年間くらいで、ガス給湯器は10年間くらいとほとんど同じです。
調理器具の寿命としては、IHクッキングヒーターもガスコンロも10年間くらいです。
日常のお手入れとしては、エコキュートは複雑な構造であるためメンテナンスが定期的に必要です。
また、IHクッキングヒーターよりもガスコンロの方が掃除は手間がかかるでしょう。
オール電化でも電気・ガス併用でも、しっかりと日常のメンテナンスを行うことが長持ちするコツです。

●オール電化が適している人

安い夜間の電気を効率良く利用することによって電気代が低減できることは、オール電化の最大のメリットです。
一方、電気・ガス併用のときよりも、昼間の電気代は高くなります。
そのため、昼間は給湯や調理に電気を使わないライフスタイルの家庭であれば、最大限にオール電化のメリットが享受できるでしょう。
また、プロパンガスを現在使っている人も、オール電化にする方が安くなります。
都市ガスのときは、実際にシミュレーションしてみる必要があります。
費用面だけでなく、高齢の方や小さい子供さんがいるためIHクッキングヒーターの方がいいというときは、オール電化の方がいいでしょう。

●電気・ガス併用が適している人

オール電化のメリットがあまり享受できないときは、電気・ガス併用の方が適しています。
例えば、昼間は家に居ることが多いときは、電気・ガスの方が安くなることがあります。
ガス給湯器としても、効率の高いエコジョーズなどがあります。
最新の機器に交換することによって、イニシャルコストを抑えながら光熱費も低減できるでしょう。
また、特にIHクッキングヒーターにはない火力の強力なものが欲しい人は、ガスコンロの方がおすすめかもしれません。

●オール電化と電気・ガス併用の比較のまとめ

ここでは、オール電化と電気・ガス併用の比較についてご紹介しました。
光熱費は、電気・ガス併用よりもオール電化の方が安いといわれていますが、ライフスタイルによってはオール電化の方が高いこともあります。
実際には、基本料金は安いが従量料金が高くなったりすることもあり、光熱費のメリットはあまりないかもしれません。
光熱費の他にも、メリット・デメリットなどをそれぞれ比較する必要があるため、トータル的に判断する必要があるでしょう。
IHクッキングヒーターとガス給湯器を併用したい方へ
■オール電化で後悔しないポイント

オール電化はメリットがあるためおすすめですといっても本当にお得になるのか不安になるのではないでしょうか。
実際には、オール電化はデメリットもあるため、これを把握しておかないと後悔するこがあります。
ここでは、オール電化で後悔しないポイントについてご紹介します。

●オール電化とは?

オール電化というのは家の全てのエネルギーを電気で賄うことです。
具体的には、エコキュートでお湯を沸かして、IHクッキングヒーターで調理をするようになります。

●オール電化で後悔しないポイント

オール電化で後悔しないポイントとしては、次のようなものがあります。

・災害が発生したときにキッチンが使えない
オール電化の最大のデメリットは、災害が発生して停電になるとキッチンが使えないことです。
東日本大震災で停電したときは、キッチンでお湯を沸かしたり調理したりすることができなくて非常に困ったことがありました。
当時はガスコンロを使うときに電気が必要であったため、停電するとガスコンロも使えませんでした。
しかし、現在のガスコンロは乾電池で点火できるようになっているため停電のときでも使えます。
なお、現在でもガス給湯器は電気が必要であるため、停電するとお風呂やシャワーでお湯が使えません。
電気・ガス併用のときでも、停電すると使えるのはキッチンだけであるため注意しましょう。
オール電化の停電の対策方法としては、カセットコンロがおすすめです。
停電したときのために、カセットコンロとガスボンベを準備しておきましょう。
また、災害が発生したときのために蓄電池を検討するのもおすすめです。
200V対応のIHクッキングヒーターでも使える蓄電池は、100万円未満であります。
蓄電池はイニシャルコストを回収するのが困難ですが、停電でもIHクッキングヒーターやエアコン、冷蔵庫などが使えるのはメリットがあるでしょう。

・昼間の電力量料金が高い
オール電化のデメリットは、電気の契約プランによっては昼間の電力量料金が高いことです。
オール電化のときは、給湯はエコキュートを使って、調理はIHクッキングヒーターを使います。
このときに、例えば、東京電力エナジーパートナーのスマートライフの電気の契約プランを選ぶと、次のように昼間の電力量料金が高くなります。
午前1時〜午前6時の電力量料金 (1kWh)は17.78円
午前6時〜翌日の午前1時の電力量料金 (1kWh)は25.80円
そのため、昼間も自宅にいる家庭では、オール電化がお得になると考えて選んだにも関わらず安くならない、冷暖房を昼間に使うと電気代がかかるというようになりかねません。
この対策方法としては、午前6時から翌日の午前1時まではできるだけ電気を使わないことです。
エネルギーを家庭で消費する割合は、2019年に経済産業省の資源エネルギー庁が公表した「平成30年度エネルギーに関する年次報告」によれば、次のようになっています。
第1位は家電品の動力と照明(約33%)
第2位は給湯(約29%)
第3位は暖房(約26%)
第4位はキッチン(約10%)
第5位は冷房(約2%)
そのため、この第1位~第3位を意識して節約するのがおすすめです。
第1位の照明はLED照明を使って、第2位の給湯はエコキュートを使うのがおすすめです。
また、家電品の電気代が安くなるようにするのがおすすめです。
例えば、効果が大きいのは次のようなことがあります。
午前1時以降にタイマーを使って食洗機の乾燥と洗濯機の乾燥を行う
古い冷蔵庫やエアコンは新しいものに交換する

・電気の暖房は温まるまでに時間がかかる
オール電化のデメリットは、電気の暖房は温まるまでに時間がかかることです。
そのため、いかに暖房を省エネにするかが住宅を建てるときの省エネのポイントになります。
というのは、暖房は電気エネルギーを冷房の10倍以上も使うためです。
では、暖房にはどのようなものがいいのでしょうか?
例えば、暖房には温水式の床暖房とエアコンを使うのがおすすめです。
特に、リビングが吹き抜けのときは、エアコンのみであれば温まるまでに非常に時間がかかります。
リビング全体が温まるまでだいたい30分間くらいかかりますが、最も問題であるのは外気温が低いときにエアコンの効きが良くないことです。
寒いときには早くリビングを温めたいにも関わらず、外気の熱エネルギーをエアコンは取り込んで温めるようになっているため仕方がありません。
そのため、エアコンでリビングなどを暖房するときは、床暖房を併用するのがおすすめです。
なお、床暖房の方式としては次のようなものがあるため注意しましょう。
エコキュートを使う温水式
ガス給湯器や石油ボイラーを使う温水式
電熱線を使うヒーター式
ヒーター式は温まるのが早く、温水式は温まるのが遅くなります。
しかし、電気代は、ヒーター式が高く、温水式が安くなります。
特に、寒いため昼間も床暖房を使うようなときは、ヒーター式には注意する必要があります。
IHクッキングヒーターとガス給湯器を併用したい方へ
■エコキュートと電気・ガス併用のメリット・デメリット

IHクッキングヒーターとガス給湯器を併用したいと思っているのであれば、エコキュートについても検討してみましょう。
エコキュートは、人気が高いために近年設置する人が多くなっています。
しかし、いろいろなライフスタイルがあるため、エコキュートの設置を悩んでいる方もいるようです。
ここでは、エコキュートと電気・ガス併用のメリット・デメリットについてご紹介します。

●エコキュートとは?

エコキュートは、ヒートポンプの技術を採用した電気給湯機で、自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機が正式な名称です。
ヒートポンプユニットで大気中の熱エネルギーを汲み上げて、二酸化炭素の自然冷媒を使って圧縮して高温にし、水にこの熱を伝えることによってお湯を沸かすものです。
エコキュートは、効率良く電気エネルギーを使って熱エネルギーに換えることができるため、環境に対して優しいといわれています。

・エコキュートのイニシャルコスト、ランニングコスト
エコキュートのイニシャルコストとしては、エコキュートの本体価格にプラスして設置工事費用がかかります。
エコキュートの本体価格(メーカー希望小売価格)は、家族数が3人~5人のときの貯湯タンクの容量が350Lタイプで600,000円くらいです。
しかし、実際には大幅に販売価格が値引きされます。
設置工事費用は150,000円くらいで、トータルのイニシャルコストの相場は330,000円~600,000円くらいです。
なお、既設の給湯機の撤去などが必要なときは、費用がプラスで必要になることもあります。
このように、エコキュートのイニシャルコストは、100,000円くらいのイニシャルコストのガス給湯機と比較すると非常に高くなります。
しかし、最大のエコキュートのメリットは、ランニングコストが安いことです。
例えば、東京電力エナジーパートナーエリアでパナソニックのエコキュートを使ったときの平均の電気代は、1月あたり約1,900円、1年あたり約22,800円といわれています。
都市ガスのガス給湯機の平均のガス代は1年あたり約61,200円になることを考えると、大幅なランニングコストの低減が期待できます。
そのため、高いイニシャルコストもランニングコストが安いために10年以内には回収できるでしょう。

・IHクッキングヒーターとエコキュートでオール電化にする
エコキュートと同時にIHクッキングヒーターを設置すると、ガスを使う必要がありません。
電気代とガス代が1本にできますが、IHクッキングヒーターの本体価格と工事費用がかかります。

●エコキュートとガスを併用するメリット

火を使って調理することに慣れているときは、IHクッキングヒーターが鍋の底から離れたときに加熱ができないため不便に思うでしょう。
そのため、エコキュートとガスを併用するのが、調理するときに火を使いたいときにはおすすめです。
都市ガスが供給されていない地域であれば、プロパンガスを使うようになります。
ここでは、エコキュートとガスを併用するメリットついてご紹介します。

・災害が発生したなどの非常時でもお湯や水が使える
エコキュートは貯湯タンクにお湯や水を常に貯めているため、災害が発生したなどの非常時でもお湯や水が使えます。
また、オール電化のときは停電すると調理ができませんが、電気とガスの併用であれば火を使うことができるため、調理したりお湯を沸かしたりすることなどができます。
なお、復旧するのは電気の方がガスよりも早いため、災害が発生したときはメリットがある組み合わせでしょう。

・エコキュートの補助金が支給される自治体もある
自治体によっては、補助金をエコキュートの設置費用について支給しているところもあります。
そのため、住んでいる地域の補助金について調査して、お得にエコキュートが設置できるかチェックしてみましょう。

・オール電化よりもライフサイクルによってはお得になる
電気とガス併用のときは、電気とガスの基本料金と従量料金がかかるため、一見するとオール電化よりも高くなると考えられがちです。
しかし、オール電化は昼間の電気料金が高くなるため、昼間に調理するときはガスを使う方が安くなることがあります。

・調理器具の材質を選ばない
ガスコンロはどのような材質、形状の調理器具でも使えますが、IHクッキングヒーターは土、ガラス、銅、アルミニウムなどの電気が通らない材質のものは使えません。

●エコキュートとガスを併用するデメリット

ここでは、エコキュートとガスを併用するデメリットついてご紹介します。

・昼間の沸き上げは電気料金が高い
エコキュートは、基本的に安い電気料金の深夜電力を利用するものです。
逆にいうと、お湯が昼間に足りなくなって沸き上げすると、光熱費がガス給湯機よりも高くなることもあります。
そのため、シーズンやライフスタイルに応じたモードに設定する、昼間沸き上げをすぐにお湯を使わないときには停めるなどが必要です。

・エコキュートは定期的なメンテナンスが必要である
エコキュートは、お湯を沸かして貯めておくものであるため、給湯栓から出るお湯は新しいものではありません。
そのため、定期的な貯湯タンクの水抜きなどのメンテナンスを行わないと、水質にトラブルが発生することがあります。

●エコキュートとガス併用のメリット・デメリットのまとめ

ここでは、エコキュートとガス併用のメリット・デメリットについてご紹介します。
エコキュートとガスを併用するのはいろいろなメリットがあるため、導入を考える価値があるでしょう。
しかし、オール電化もガス給湯機もメリットがそれぞれあるため、災害が発生したときなどのことも考えて、いろいろな選択肢から最も適したものを選ぶのがおすすめです。
IHクッキングヒーターとガス給湯器を併用したい方へ
■まとめ

ここでは、IHクッキングヒーターとガス給湯器を併用したい方へ、オール電化と電気・ガス併用の比較、オール電化で後悔しないポイント、エコキュートと電気・ガス併用のメリット・デメリットについてご紹介しました。
オール電化と電気・ガス併用を比較すると、光熱費はオール電化の方が電気・ガス併用よりも安いといわれていますが、オール電化の方がライフスタイルによっては高いこともあります。
オール電化と電気・ガス併用は、メリット・デメリットなどそれぞれにあるため、トータル的に判断する必要があるでしょう。
IHクッキングヒーターとガス給湯器を併用したい方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
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