【ガス給湯器からエコキュートへの交換】切り替えのメリットとステップ
2023年12月4日
現在ガス給湯器を使っているが、交換するときはエコキュートに切り替えたいと考えている方も多くいるのではないでしょうか。
ここでは、エコキュートへの交換の概要、エコキュートの環境と経済的メリット、ガス給湯器とエコキュートの比較、エコキュートへの交換プロセス、製品選択とメーカー比較、エコキュートの補助金制度、エコキュートユーザーの経験とフィードバックについてご紹介します。
Contents
ガス給湯器からエコキュートへの交換の概要
ここでは、エコキュートへの交換の概要についてご紹介します。
ガス給湯器からエコキュートへの切り替えの理由
エコキュートとガス給湯器は、お湯を沸かす仕組みが違います。エコキュートは、大気中の熱エネルギーを利用して少ない電力でお湯を沸かし、お湯を貯湯タンクユニットの中に貯めて使います。
一方、普通のガス給湯器は、ガスを燃焼して、配管の中の水を加熱することによってお湯を沸かします。ガス給湯器の特徴は、必要なだけ必要なときにたっぷりとお湯が使えることです。
しかし、ガス給湯器は、お湯を沸かすためのガスだけでなく、電気も必要で、運転しているときは高温の排気ガスが出ます。
ガス給湯器とエコキュートの大きな違いは、エコではなく環境に対して優しくないことでしょう。また、ガス給湯器は火災のリスクがありますが、エコキュートは火を使わないために安心です。
ここでは、ガス給湯器からエコキュートへの切り替えの理由についてご紹介します。
光熱費が低減できる
エコキュートのメリットは、光熱費が低減できることです。エコキュートは、安い電気料金の夜間電力を使うため、電気代が安くなり、光熱費が低減できます。
環境に対して優しい
エコキュートは、大気中の熱エネルギーを利用して電気でお湯を沸かすため、二酸化炭素の排出量が削減でき、環境に対して優しいものです。
災害が発生したときでも安心である
災害が発生して水道や電気が止まったときでも、貯湯タンクユニットの中にお湯や水が貯まっていると、お湯や水を非常用水栓から取り出して使うことができます。
また、災害が発生したときのライフラインは、電気の方がガスより早く復旧するといわれているため、お湯を電気で沸かすエコキュートの方が安心でしょう。
補助金が支給されることもある
エコキュートを交換するときには、補助金が国や自治体から支給されることがあります。そのため、エコキュートを交換するときは、国やそれぞれの自治体のホームページをチェックしてみましょう。
エコキュートの環境と経済的メリット
ここでは、エコキュートの環境と経済的メリットについてご紹介します。
エコキュートのエコフレンドリーな特徴
エコキュートは、自然エネルギーを利用してお湯を沸かす給湯器です。ここでは、エコキュートのエコフレンドリーな特徴についてご紹介します。
効率良くお湯を沸かす
エコキュートは、効率の高いヒートポンプの技術を採用しています。大気中の熱エコキュートを二酸化炭素の自然冷媒に取り込んで、圧縮機で圧縮することによって温度を高くします。
温度が高くなった冷媒の熱でお湯を沸かすため、「1」の電気エネルギーと「2」の大気中の熱エネルギーで、「3」くらいの給湯エネルギーを生み出すことができます。エコキュートは、効率良くお湯を沸かすため、毎月の光熱費が安くなります。
上手くお得な夜間電力を使う
エコキュートは、割安な電気料金の夜間電力を使ってお湯を沸かすため、非常に経済的です。お湯を多く使って昼間に沸き増しするときでも、効率の高いヒートポンプの技術で安くお湯を沸かします。
なお、エコキュートは、時間帯別電灯あるいは季節別時間帯別電灯の契約が必要です。
排気ガスが出ない
エコキュートは、火を全く使わないため、排気ガスが出なくて非常にクリーンです。排気ガスで周りが汚れることもなく、火災のリスクも少ないため、エコキュートは高齢の方がいる家庭でも安心して使えます。
エコキュートの長期的な経済効果と運用コスト
エコキュートは、多くのメリットがあります。エコキュートを交換するときは、デメリットのみに着目しないで、メリットと比較してトータル的に判断することが大切です。
ここでは、エコキュートの長期的な経済効果と運用コストについてご紹介します。エコキュートの光熱費は、多くの場合、ガス給湯器よりも安くなります。
例えば、2人世帯で都市ガスのガス給湯器を使ったときと比較して、エコキュートの光熱費は毎月5,850円くらいも安くなるため、年間では70,000円近く安くなります。
エコキュートは、イニシャルコストが高いことがデメリットの一つです。しかし、エコキュートは、ガス給湯器よりもランニングコストが安いため、長期的に見ればイニシャルコストの違い以上の節約効果が期待できます。
ガス給湯器とエコキュートの比較
ここでは、ガス給湯器とエコキュートの比較についてご紹介します。
ガス給湯器とエコキュートの運用コストと性能比較
エコキュートの交換を検討しているが、いまいちガス給湯器との違いがわからないような方もいるでしょう。ここでは、ガス給湯器とエコキュートの運用コストと性能比較についてご紹介します。
お湯を沸かす仕組み
ガス給湯器は、ガス燃料でお湯を沸かす給湯器です。ガスの燃焼によって金属の配管が加熱されると、配管内の水がお湯になります。
一方、エコキュートは、ヒートポンプの技術によって大気中の熱エネルギーを利用してお湯を沸かします。ヒートポンプユニットなどを運転するために、エコキュートは電気も使います。
沸かしたお湯は貯湯タンクユニットに貯めておいて、必要によって使います。エコキュートは、ガスを使わないだけでなく、同じようにお湯を電気で沸かす電気温水器に比較して少ない電気エネルギーでお湯を沸かすことができます。
エコキュートは、ガス給湯器と比較して次のような特徴があります。
瞬間タイプではなく貯湯タイプ
大量のお湯を少ない電気エネルギーで沸かせる
なお、エコキュートは、湯切れの不安があるために注意しましょう。
寿命の目安
ガス給湯器とエコキュートの寿命の目安は、次のようになります。
エコキュートの寿命の目安は10年間~15年間くらい
このように、ガス給湯器とエコキュートの寿命の目安はほとんど同じです。しかし、使い方などによって微妙に寿命が違うことがあります。
また、エコキュートが数年間で使えなくなると、ガス給湯器と比較した本体価格の違いが回収できないこともあるために注意しましょう。
エコキュートを使うときは、トラブルが発生しないようにして、メンテナンスを適切に行うことが大切です。
イニシャルコスト
ガス給湯器とエコキュートのイニシャルコストは、次のようになります。
エコキュートのイニシャルコストは30万円~70万円くらい
このように、ガス給湯器に比較するとエコキュートのイニシャルコストは高くなります。ガス給湯器は、安いイニシャルコストのものは10万円くらいのものもあります。
しかし、4人家族の家庭でフルオートタイプのエコキュートに交換するときは、イニシャルコストの相場が50万円~60万円以上になります。
なお、同じメーカーでも貯湯タンクの容量や機種、業者によっても大きくイニシャルコストが違います。エコキュートのイニシャルコストをできるだけ安くするためには、技術力が高く良心的な料金体系の業者を選んで、イニシャルコストと交換後の修理費用を低減することが大切です。
省エネ性、節約率
ガス給湯器とエコキュートは、省エネ性、節約率が違います。ガス給湯器は、ガスを使うため、環境負荷がその分かかります。
一方、エコキュートは、環境により優しいオール電化住宅でも使うことができます。また、同じお湯の量を沸かすためのエネルギーについても、エコキュートの方が小さくなります。
メーカーによっても違いますが、エコキュートの省エネ性は、年間給湯保温効率でいえば3.5〜4.2くらいの機種も多くあります。
また、ガス給湯器で毎月7,000円〜8,000円くらいの電気代がかかっていたときは、エコキュートに交換することによって毎月2,000円〜3,000円くらいに抑えることもできます。
このような省エネ性、節約率において大きなメリットがあるエコキュートは、給湯器の種類を変更して省エネと節約を簡単に実践したいときにおすすめです。
エコキュートの環境への影響と持続可能性
ここでは、エコキュートの環境への影響と持続可能性についてご紹介します。エコキュートは、省エネ性が高く環境に対しても優しいことがメリットです。
冷媒というと、有害なフロンなどの物質をイメージする人も多くいるでしょう。しかし、エコキュートに使っているのは二酸化炭素の自然冷媒です。そのため、負荷を環境にかけないことがメリットです。
家庭での電気代の節約だけでなく、エコフレンドリーな商品を使いたいという人にも、エコキュートは非常におすすめです。
エコキュートへの交換プロセス
ここでは、エコキュートへの交換プロセスについてご紹介します。
エコキュート交換前の準備と必要な検討事項
ここでは、エコキュート交換前の準備と必要な検討事項についてご紹介します。エコキュートを交換するときは、まず設置できるかを検討する必要があります。
ガス給湯器などを使っているときは、エコキュートのサイズに驚くでしょう。エコキュートは、貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットがあります。
そのため、貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットの両方が設置できるスペースが必要です。メーカーや機種によって違いますが、一般的に貯湯タンクユニットは高さが200cmくらい、幅が60cmくらい、奥行きが70cmくらいです。
一方、ヒートポンプユニットは高さが60cmくらい、幅が60cmくらい、奥行きが30cmくらいで、サイズはエアコンの室外機と同じくらいです。
しかし、エコキュートが設置できるということでもあまりにも狭いところに設置すると、メンテナンスができなかったりすることもあるために注意しましょう。
また、エコキュートは夜間に運転するため、寝室の近くには設置しないなどの気配りが必要です。このようなことを考慮しながら、エコキュートの設置場所を決めるようになります。
設置スペースがなかなか確保できないときは、近年多くなっている薄型タイプのエコキュートがおすすめです。
薄型タイプのエコキュートは、角型タイプのエコキュートに比較してイニシャルコストが少し高くなりますが、奥行きが40cmくらいと薄く、スタイリッシュなデザインの外観のものが多いためにおすすめです。設置については十分に業者と相談して、自宅に適したエコキュートを選びましょう。
エコキュート交換工事の流れと所要時間
ここでは、エコキュート交換工事の流れと所要時間についてご紹介します。
既設の給湯器を撤去する
まず、既設の給湯器があるときは撤去します。また、既設のガス給湯器のときはガス会社と解約するかも検討します。
エコキュートに交換することによってガスを使わないときは、交換工事が終わった後にガス会社と解約する必要があります。
基礎工事を行う
次に、基礎工事を行ってエコキュートを設置する土台を作ります。砂利を敷いたり、コンクリートを流し込んだりするなどして、土台を作るために基礎工事を行います。
というのは、エコキュートの貯湯タンクユニットは、満水になると400kg~600kgくらいになるため、土台のしっかりとしたものが必要になるためです。
転倒防止対策のアンカーも同時に設置します。なお、初めから厚さ10cm以上、縦横80cmのコンクリートの土台があれば、基礎工事は必要ありません。
基礎工事の方法としては、既製品のコンクリートの土台を利用するエコベースと型枠を作ってコンクリートを流し込む現場打ちがあります。
エコベースは、既成品の土台を置くのみであるため、費用や時間が抑えられますが、弱い地盤のときは不安定な土台になりがちです。
一方、現場打ちは、地盤が割合弱いときでも土台のしっかりとしたものが作れますが、エコベースよりも費用や時間がかかるということがあります。どちらを選ぶかは、工事業者と十分に相談して決めるのがおすすめです。
配管工事を行う
基礎工事が終わると、次に配管工事を行います。既設の給湯器を使っていたときは、既設の配管を再度利用することができます。
しかし、エコキュートを既設の給湯器と違う場所に設置するときは、新たな配管工事が必要になります。そのため、エコキュートの設置場所は、配管の位置もチェックしてから決める方がいいでしょう。
なお、配管工事としては、次のようなものがあります。給水配管工事、給湯配管工事は、エコキュートを使うための最も基本的なものです。
貯湯タンクユニットと水道管やお風呂・台所などを接続する工事です。追いだき配管工事は、追いだき機能付のフルオートタイプのエコキュートだけのもので、貯湯タンクユニットの中のお湯を浴槽に送ったり、戻したりするための工事です。
排水配管工事は、貯湯タンクユニットやヒートポンプユニットからの排水が排水口にきちんと流れるようにする工事です。
配管工事の時間は、3時間~5時間くらいになります。この間は断水になるため、水が使えなくなります。そのため、前もって準備しておきましょう。
エコキュートを設置する
配管工事が全て終わると、エコキュートを設置します。貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットを土台の上に、水平になるように設置します。
次に、配線工事を行います。エコキュートを運転するためには、貯湯タンクユニットの電源線とアース線、ヒートポンプユニットの電源線とアース線、台所と浴室のリモコンの配線などが必要になります。
配線が終わると、動作をチェックして、問題なければエコキュートの交換工事が完了です。
エコキュート交換工事の所要時間
エコキュートの交換工事の所用時間は、一般的に4時間〜7時間くらいです。しかし、設置場所や工事内容などによっては、この時間よりも工事が早く終わったり、工事が長くかかったりすることがあります。
例えば、既設の配管を再度利用するときなどは、工事が早く終わったりすることがあります。しかし、エコキュートの貯湯タンクの容量が大きくなるなどして設置場所を変更するときなどは、所用時間が長くなることがあるでしょう。
製品選択とメーカー比較
ここでは、製品選択とメーカー比較についてご紹介します。
人気エコキュートメーカーと製品特性
ここでは、人気エコキュートメーカーと製品特性についてご紹介します。
三菱
三菱のエコキュートは、国内シェアが割合高く、入浴や洗浄にマイクロバブルの働きを利用するオリジナルの機能が搭載されています。
浴槽の栓を抜くのみでバブルおそうじを自動的に始め、徹底的にマイクロバブルで洗浄するために楽にお風呂の掃除ができます。
また、追いだき配管や熱交換器も洗浄するため、長期間エコキュートを使ってもほとんど熱回収率が下がりません。
これ以外に、優れた省エネ性の機能も多く搭載されています。かしこい沸き上げモードを設定すると、過去2週間分のお湯の使用状況をエコキュートが学習して、最も適した温度・量の沸き上げを行います。
ホットあわーの機能は、ボタンを押すのみで、普通の約1/1000のマイクロバブルで入浴ができます。ホットあわーでの入浴は、湯冷めしにくく、5日間続けると肌水分量が通常入浴よりもアップするといわれています。
キラリユキープPLUSの機能は、お風呂の湯はりの後にきれいなお湯を維持するために循環運転をするものです。
キラリユ入浴のボタンを1人目が入浴した後に押すと、深紫外線でお風呂のお湯を除菌してきれいにしてくれます。
パナソニック
パナソニックのエコキュートは、国内シェア率が割合高く、高い省エネ性の機能が多く搭載されています。コンパクトな外観ですが、真空断熱材を使って保温性能をアップしています。
また、有効に残り湯の熱を利用することによって、夜間の沸き上げを節約する機能も搭載されています。太陽光発電を導入している家庭であれば、余剰電力を使ってお湯が沸かせるソーラーチャージ機能を利用するのがおすすめです。
AIエコナビの機能は、お風呂場に人が入ったことを検知し、お風呂のお湯の加熱を始めるものです。自動保温による入浴していないときのエネルギー消費が少なくなるため、節約になります。
リズムeシャワープラスの機能は、同時にシャワーの温度と流量を変えることによって節水と省エネができるものです。2つのリズム変動は、肌あたりが心地良く、清涼感があります。
ダイキン
ダイキンのエコキュートは、圧倒的なエアコンのシェア率を誇るヒートポンプの技術が採用されています。また、パワフル高圧給湯の機能が搭載されているため、同時に浴室と台所でお湯を使ってもお湯の出る量が変わりません。
シャワーがたっぷりの湯量でいつでも使えるため、家族が多いときでも気にしないで水仕事や入浴ができます。
これ以外に、入浴する前の気分に応じてすぐにお風呂の温度が調節できる温浴タイム機能が搭載されており、入浴しているときでもお湯や水を足さないで一定にお湯の温度が維持できるために便利です。
おゆぴかUVは、深紫外線を貯湯タンクユニット内のUV除菌ユニットを通るお湯に照射して除菌するものです。照射が残り湯にもできるため、洗濯がきれいな残り湯でできます。
ウルトラファインバブル入浴は、ウルトラファインバブルアダプターを設置すると可能です。ウルトラファインバブルというのは、微細な0.001ミリ以下の泡で、優れた美肌効果、温浴効果、洗浄効果が期待できます。
コロナ
コロナは、家庭用のエコキュートを世界で最初に販売しており、優れた基本性能の製品が豊富にあります。コロナのエコキュートは、給湯の効率性をアップするES制御機能が搭載されており、無駄なくお湯が沸かせる特徴があります。
また、給湯機器を長く製造してきたコロナであるためにできるアフターサービスも充実しています。節水モードを利用すると、給湯量を抑えて節水が自動的にできます。大の節水効果に設定すると、年間で200Lの浴槽約73杯分の節水ができます。
3段階でふろ湯量節水も設定できるため、水道代も安くなるでしょう。
日立
日立のエコキュートは、オリジナルの水道直圧給湯の技術を採用しており、給湯がパワフルです。また、一般的にエコキュートの貯湯タンクユニットに貯まっているお湯や水を飲用することはできませんが、日立のエコキュートはそのまま飲用することができます。
これ以外に、お風呂の湯はりの回路を2つにして倍速でお湯を浴槽に溜めるナイアガラ倍速湯はりの機能を使うと、帰宅した後すぐに入浴したいときなどに便利です。
水道直圧給湯の機能は、瞬間的にプレート式給湯熱交換器でお湯を沸かしながら、給湯が直接できるものです。そのため、同時にお風呂と台所などでお湯を使っても水圧と湯量が維持できます。
日立のエコキュートは、ウレタンクを貯湯タンクユニットに採用しています。ウレタンクは、高い断熱性能があり、お湯が冷めにくいために沸き直し回数が少なくなります。
耐震性能も高いため、災害が発生して断水したときでも貯湯タンクユニットの中のお湯や水が使えるために安心です。
エコキュートの選び方
ここでは、エコキュートの選び方についてご紹介します。エコキュートは、魅力的な省エネ効果が期待できるものです。効率良くお湯が沸かせるため、光熱費を低減したいときにおすすめです。
また、メーカーの大手のエコキュートであれば、ほとんど壊れやすさに違いがありません。それぞれのメーカーの特徴、設置場所、ライフスタイル、家族構成などがマッチしているかを重要視して、自宅に適したエコキュートを選びましょう。
エコキュートの交換を検討しているときは、一度業者に相談してみましょう。エコキュートの交換工事費用や長期保証などについても詳細に教えてくれるため、最も適したものが選べるでしょう。
エコキュートの補助金制度
ここでは、エコキュートの補助金制度についてご紹介します。
国や地方自治体のエコキュートの補助金
ここでは、国や地方自治体のエコキュートの補助金についてご紹介します。
国のエコキュートの補助金制度
国のエコキュート補助金制度としては、こどもエコすまい支援事業があります。こどもエコすまい支援事業は、3種類の補助金があります。
エコキュートが対象の高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金は、経済産業省が管轄しているものです。
これ以外に、国土交通省のこどもエコすまい支援事業、経済産業省及び環境省の住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等があります。
ヒートポンプ給湯器(エコキュート)の補助金額は、1台あたり5万円です。ヒートポンプ給湯器は、深夜にお湯を沸かす、電気を使った給湯器です。ヒートポンプの原理を使って、冷媒の圧縮と膨張のサイクルによって、お湯を沸かし、貯湯タンクユニットにお湯を貯めておいて使うものです。
地方自治体のエコキュートの補助金制度
エコキュートの補助金は、地方自治体から支給されるものもあります。代表的な地方自治体のエコキュートの補助金は、東京都のゼロエミポイントで、エコキュートを東京都民が買ったときに、11,000円分の商品券と1,000円分のLED割引券が支給されます。
さらに、エコキュートの補助金を市区町村でも支給していることがあるため、一度住んでいる自治体に確認してみましょう。
エコキュートユーザーの経験とフィードバック
ここでは、エコキュートユーザーの経験とフィードバックについてご紹介します。
実際にエコキュートに切り替えたユーザーの体験談
ここでは、実際にエコキュートに切り替えたユーザーの体験談についてご紹介します。
エコキュートの交換を検討したきっかけは、12年間くらい使ったエコキュートが急に壊れたためです。
壊れる前からお湯が急に出なくなったり、電源が突然切れたりして、どうしようかと悩んでいました。ちょうど冬のシーズンであったため、もしお風呂にしばらく入れなければ困ると思っていました。
すぐに修理したかったのですが、エコキュートを設置してくれた業者が既に廃業していたため、どうすればいいか全くわかりませんでした。
しかし、別の業者に電話をすると、すぐに現地確認をしてくれるということであったためにお願いしました。次の日には訪問して点検してくれました。
自分としては、壊れたエコキュートを早く元に戻して欲しいという強い思いがあり、初めは古いエコキュートと同じメーカーのものを要望しました。
しかし、同じメーカーのエコキュートはすぐに準備ができないということでした。困っていると、同じ貯湯タンクの容量で、別のメーカーのエコキュートであれば、すぐに交換ができるとアドバイスしてくれました。
すぐにエコキュートを交換してお風呂に入りたかったため、別のメーカーのものでもいいと、業者に交換をお願いしました。
エコキュート交換を検討している人へのアドバイス
ここでは、エコキュート交換を検討している人へのアドバイスについてご紹介します。
イニシャルコストが40万円〜60万円くらいかかる
エコキュートを交換するときは、イニシャルコストが40万円~60万円くらいかかります。メーカーや貯湯タンクの容量、補助金や値引率などによって、実際のイニシャルコストは違いますが、およそこの程度かかると考えておく方がいいでしょう。
エコキュートは、ランニングコストが安くなるために長年使うとお得になりますが、イニシャルコストがかかることは把握しておきましょう。
エコキュートの設置場所は十分に検討する
エコキュートは案外と場所を取るため、スペースを確保する必要があります。具体的には、貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットを併せると、1畳分くらい必要です。
また、エコキュートは近くの家から離して設置することも大切です。というのは、エコキュートは運転するときに低周波音が発生するためです。
エコキュートの運転音は小さなものですが、苦情が隣家から来ることもあるそうです。そのため、エコキュートはできるだけ隣家から離れた場所に設置しましょう。
ガス給湯器より水圧が低い
エコキュートは、シャワーなどの水圧が低いために注意する必要があります。エコキュートは、普通のガス給湯器と給湯の方式が違うため、水圧が低くなります。
普通のガス給湯器は、水道水を直接加熱する水道直圧タイプであるため、水圧が高くなります。一方、エコキュートは、貯湯タンクにお湯を貯めておいて必要なときにお湯を供給する貯湯タイプであるため、貯湯タンクが耐えられる水圧にまで低くする必要があります。
そのため、エコキュートのお湯の水圧も低くなります。具体的には、普通のガス給湯器の水圧は500kPaくらいですが、エコキュートの水圧は180kPaくらいになります。
しかし、実際に使ってみれば、それほど気にならないかもしれません。もし気になるときは、ショールームなどで実際に体験したりするのがおすすめです。
まとめ
ここでは、エコキュートへの交換の概要、エコキュートの環境と経済的メリット、ガス給湯器とエコキュートの比較、エコキュートへの交換プロセス、製品選択とメーカー比較、エコキュートの補助金制度、エコキュートユーザーの経験とフィードバックについてご紹介しました。
エコキュートは、経済的メリットが大きく、環境に対しても優しいため、ガス給湯器を使っている方はぜひ交換を検討してみましょう。
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エコキュート、修理、交換設置について
わからないことがあったら
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