節約方法
2020年5月5日
家計のエネルギーコスト削減のため人気のエコキュートについて、より節約できる方法を検証していきましょう。エコキュートは大気中の熱を効率活用してお湯を沸かす給湯器となっているため、少ない電力でお湯を沸かすことが可能です。
エコキュートは貯湯タンクとセットとなった給湯器となっております。
使用するお湯を深夜帯のリーズナブルな電気でまとめて沸かして貯め置きしておくというシステムになっているため、他の給湯器と比較しても大幅に給湯コストを安くできます。
ただ、普段の生活の中で何も考えずに使用するとエコキュートのコスト年間でかなり損してしう可能性があるのはを知らないといけません。エコキュートはどのような設定なのかご存知ですか?
使い方を知るだけで得られる光熱費削減効果が異なります。
賢いエコキュートの節約術を知っておくことで光熱費削減効果を体感しましょう。
節約術
エコキュートの導入の際、できるだけ安くエコキュートを使用するために知っておきたい節約術を見ていきましょう。設置面積をあまり必要としないガス給湯器が日本では普及しているイメージですが、エコキュートの人気が年々急上昇しているのはご存知でしょうか?
エコキュートは他の給湯器と比較しても、ランニングコストがかなり安くなります。
電気温水器・ガス給湯器・石油給湯器などと比べると1/3~1/5程度の月々の費用で使用することができるとされています。
特に何も考えずに運用したとしてもそれなりに高い光熱費削減効果を得ることは可能です。
ただ、工夫してできるだけ賢くエコキュートを利用したいと思いますよね?
沸き上げ温度
エコキュートを賢く利用するためにはまず沸き上げ温度設定です。
エコキュートは自分好みの温度を設定しておけば、設定温度のお湯をお風呂にいつも供給してくれるので非常に快適でユーティリティーがあります。
エコキュートはタンクに溜まったお湯に水道水を混ぜて設定温度に調整したお湯を供給する仕組みなのですが、この仕組みを理解しておけば、設定温度がなぜ重要か分かります。
外気温の高い夏場などは、水道水自体の温度も上昇してします。
溜まっている熱湯の温度を下げるためには、たくさんの水道水が必要になってしまう原理になるのはお分かりでしょうか?
タンクに貯め置きされているお湯に関してはあまり消費されなくなってしまうということが逆説的に起こります。
設定温度を気にしないと余計なお湯を沸かすので電気代も水道代も余計にかかってしまう訳です。
外気温などを考えて貯湯タンク内のお湯の沸き上げ温度を変えることや無駄なお湯を作らない事が大事です。
必要になるお湯の量を見極めて沸き上げすることが重要なのはお分りいただけたでしょうか?
余計な光熱費が掛かってしまうのを回避するよう意識していきましょう。
最近のエコキュートであれば設定温度や沸き上げ量を調整してくれるような便利機能が付帯しています。
過去2週間の使用湯量を自動学習し、無駄の少ない湯量を判断して自動で沸き上げしてくれる機能まで付いている賢いエコキュートまでございます。
ご自身のライフスタイルに合う機能を探すことが大事です。
最も賢く利用できる機種を選ぶことができればその時点で節約効果を活かすことができるということになります。
一般的にはエコキュートの給湯温度は50℃位に設定しておくのが最も省エネルギー効果が高いとされています。50℃と聞くと熱すぎると考える人も多いのではないでしょうか。
エコキュートの給湯温度は貯湯タンクから送られてくる配管を通る際に3℃温度が下がるとされており、50℃に設定していれば実際に蛇口からの温度は47℃程度になっているのです。
お風呂に入ることを考えたら47℃でも十分に熱湯と言えますよね?
これにより、少し熱いと言える温度を保つことがまず可能ですね?
お風呂やシャワーにお湯を利用する場合、混合水栓で温度を自分で調整できるようにするのが最も効率が良いのです。
これによりお風呂のお湯がぬるいと感じることもなく、シャワーの水圧を高くすることができるのでシャワーの時間を短縮できることが可能になります。
例えば40℃程度に温度設定してしまった場合は蛇口のお湯の温度は37℃程度になりますので、ぬるく感じてしまいます。更に大量のお湯を使ってしまうという非効率な形になってしまう可能性があります。
シーズンによっては蛇口から供給されるお湯の温度は変わってしまいます。
季節や外気温を含めて考えて小まめに設定を変えるのが節約になるといえます。
『沸き上げ』
お湯を沸き上げする時間についてですが、オール電化住宅やエコキュートを利用しているご家庭用に電力会社では深夜帯の電気料金が格安になる料金プランが作られています。
エコキュートはお湯を貯湯タンクに貯め置きすることができるため、このような安い電力を利用してまとめてお湯を沸き上げすることで給湯コストを大幅に下げることが可能なのでこの仕組みを利用しない手はありません。
深夜料金プランが浸透してきた昨今は、エコキュートは深夜にしかお湯を作らないシステムと考えている人もいるのではないでしょうか?
しかし、当然エコキュートは昼間でもお湯を沸かすことは可能です。
エコキュートに搭載されている湯切れ防止機能には注意をしなければなりません。
この機能は日中にお湯を使いすぎて必要な時にお湯切れして困らないように、一定以上をお湯を利用してしまうとコスト関係なしに沸き増しする機能です。
この機能を常に使用した状態でエコキュートを利用していると、気付かないうちに電気代が高い昼間にお湯を沸かしてしまう可能性がございます。
できるだけお得に使用することを考えるのであれば、こういった便利機能を切っておき深夜にしかお湯を沸かさない意識が大事になります。
エコキュートは初期設定状態のままだと23時~朝7時が深夜時間と設定されています、これはこの時間内にお湯を沸かすということになります。
ご家庭で契約している電気料金プランの深夜時間とズレているのであれば、エコキュートの深夜時間の設定を変更するのも非常に重要になります。
太陽光発電設備を導入しているご家庭で余剰電力の高値買取期間を迎えてしまったのであれば、今まで売電に回していた電気をエコキュートに利用してお湯を沸かすのが最もお得になります。
今後売電価格は安いと言われる深夜帯の電気代よりもさらに安い金額となりますので、売電するよりも自家消費に回した方がお得になるとされています。
メーカーでも太陽光発電と上手に連携できるエコキュートを発売していますので、そういった最新モデルを導入するのも効率良く活用する秘訣になります。
より賢く利用するための節約術をご紹介しましたがご参考になりましたでしょうか?
いくら優れた商品でも、何も考えずに運用を続けていると本来エコキュートが持つはずの光熱費削減効果を最大限生かすことはできません。
少しでもご参考にしていただけますと幸いです。
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