リンナイのガス給湯器をご検討の方へ

2021年9月22日

リンナイのガス給湯器をご検討の方へ
ガス給湯器のメーカーを選ぶときは、どのような特徴があるかが気がかりになるのではないでしょうか。
製造、販売しているガス給湯器はメーカーによって特徴があるため、この特徴について把握しておくとより適したガス給湯器を選ぶことができます。

ここでは、リンナイのガス給湯器をご検討の方へ、リンナイのガス給湯器の特徴、リンナイのおすすめのガス給湯器、ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートの比較についてご紹介します。

■リンナイのガス給湯器の特徴

リンナイは、本社が愛知県名古屋市にあるガス関連機器のメーカーです。
ガス給湯器だけでなく、炊飯器やガスコンロなども製造しています。
リンナイの名前は、創設者の二人の苗字から付けられました。
リンナイは技術志向といわれており、高い技術力と独創力で先進的ないろいろな商品を開発してきました。
リンナイの技術力はガス給湯器のマーケットにおいても評価されており、現在は国内シェアをノーリツとともに二分しています。

●リンナイのガス給湯器の特徴

ここでは、リンナイのガス給湯器の特徴についてご紹介します。

・トラブルを防止するための多くの安全装置を搭載
リンナイは、ガス給湯器の更なる信頼性アップのために、品質の高いガス給湯器作りを追い求めています。
例えば、品質アップのために次のような取り組みを行っています。
業界で最初の水やホコリ、虫などからセンサー類や安全装置を守るためにウレタン樹脂でモールド化
漏電安全装置や一酸化炭素（CO）センサーなどの多くの装置を搭載することによる安全性のアップ
燃焼状態の経年劣化などによる悪化を素早く検知するための自己診断機能の搭載
これ以外にも、ガス給湯器に使っている全ての部品を国内で生産するなど、リンナイはあくなき安全安心を追い求めています。

・よりわかりやすい簡単な施工に対する工夫
リンナイは、ユーザーに寄り添った安全で安心なガス給湯器の製造と同時に、業者の施工に気配りした工夫を行なっています。
設置条件が従来限られていたガスふろ給湯器において、ハイパワーポンプを搭載することによって、大幅に設置条件が改善されました。
また、リモコンの接続がガス給湯器の前板を取り外さないでできるなど、施工が容易になっています。

・地球環境に配慮した省資源性と省エネのアップ
リンナイは、積極的に地球環境保全のための取り組みを追い求めています。
この取り組みの代表的なものとしては、ガスを燃やすことに伴って排出する窒素酸化物（NOX）の低減があります。
リンナイのガス給湯器は、低NOXバーナーを採用し、都市ガスとプロパンガスを燃やしたときに排出する窒素酸化物（NOX）を積極的に低減しています。
低NOXバーナーを採用したガス給湯器は、大気汚染の要因になるNOX濃度を環境省がガイドライン値として推奨するものを下回る約60ppm以下という排気ガスを実現しています。

●リンナイのガス給湯器の魅力的な機能

リンナイのガス給湯器は、停電したときでもお湯が普段と同じように使える機能、簡単に節約ができるEco機能など、ユーザーの生活に寄り添った機能が充実しています。
なお、ここでご紹介するいろいろな機能が利用できるかどうかは、ガス給湯器やリモコンなどの組み合わせによって違ってきます。
そのため、使える機能については業者に前もって問い合わせておきましょう。

・お湯が停電したときでも使える停電モードの機能
停電モードの機能というのは、ガス給湯器とは別売品になりますが、車のアクセサリーソケットに電気を供給する停電対応ユニットを接続することによって、応急的に電気が復旧するまでの間にお湯だけが使えるものです。
また、停電対応ユニットは、ガスファンヒーター、スマホやラジオの充電などにも使える便利なものです。
いつ発生するかわからない自然災害に対しては、停電対応ユニットを備えておくのがおすすめです。
なお、水とガスが使えることが必要です。
停電モードの機能は、一部のガス給湯器だけに搭載されています。

・節約できるEcoモードの機能
リンナイのリモコンの一部には、省エネとエコを簡単な操作でサポートする省エネ湯はり、節約保温、自動たし湯オフ、エコおいだき、省エネ給湯のEcoモードの機能が搭載されています。
このような機能を使うことによって、効率良く自動湯はりする、1℃設定温度よりも低く自動保温するなど、ガスの無駄な消費を抑えて節約します。
家計に対して優しい機能として着目されています。
なお、Ecoモードの機能を使うためには、対応しているガス給湯器とリモコンを組み合わせる必要があります。
また、機能がガス給湯器によって違います。

・ヒートショック対策に効果が期待できる浴室暖房自動連動の機能
特に温度変化が冬のシーズンの浴室は発生しやすいため、ヒートショックのリスクがあります。
なお、ヒートショックというのは、温度の急激な変化によって発生する人の血圧変動による健康被害です。
消費者庁によれば、ヒートショックは特に冬のシーズンの気温が低下する時期に発生しやすく、全体の半数は12月～2月に発生するとされています。
このようなリスクは、浴室暖房自動連動の機能で少なくなります。
前もって浴室暖房自動連動の機能を設定すると、15℃以下に浴室の中の温度がなったときに浴室暖房が自動で運転を始めて浴室の中を暖めます。
設定しなくても自動湯はりが始まったときに浴室の中の温度を検知して、15℃以下の浴室の温度のときは浴室暖房を使うのを知らせてくれるため安心です。
なお、浴室暖房自動連動の機能が使えるのは、この機能が搭載されている浴室暖房乾燥機とガス給湯暖房用熱源機のRVD-Eシリーズの組み合わせに限定されるなどの条件があります。
また、詳しいことについては、リンナイのガス給湯暖房熱源機のカタログなどを参照してください。

●リンナイのガス給湯器の種類

リンナイのガス給湯器の種類としては、大きく分類するとガス給湯器、ガスふろ給湯器、壁貫通タイプを含むガスふろがま、バランス型ふろがま、ガス給湯暖房熱源機があります。

・ガス給湯器
ガス給湯器としては、給湯専用タイプと高温水供給式タイプがあります。
給湯専用タイプのガス給湯器は、シンプルなお湯を供給するのみのもので、シャワーや台所などの給湯が1台でできます。
また、給湯専用タイプは、浴槽に自動的に設定湯量でお湯を止める機能が搭載されているリモコンと組み合わせると、湯はりするときの浴槽のお湯の溢れを防止することができます。
高温水供給式タイプのガス給湯器は、給湯にプラスしてお風呂の自動湯はりの機能が搭載されています。
浴槽のお湯が冷めたときは、高温の約80℃のお湯をさし湯して温めることができます。
なお、このときは浴槽の湯量が多くなります。

・ガスふろ給湯器
ガスふろ給湯器は、給湯の機能にプラスしてお風呂の自動湯はり、保温、追いだきの機能などが充実しています。
ガスふろ給湯器としては、設置フリータイプというガスふろ給湯器と浴槽が離れているときでも自動湯はり、追いだきができるものと、隣接設置タイプという浴室に隣接して設置するものがあります。
また、お風呂の機能としては、オートタイプとフルオートタイプがあります。
オートタイプのガスふろ給湯器は、自動で湯はり、保温、追いだきができます。
お風呂の機能はシンプルな必要もののみに絞ったものですが、バスタイムを自由に楽しむことができます。
また、ちょっと少なくなったお湯を足したいときは、約20Lのお湯を手動でたし湯ボタンを押すとお湯を足すことができます。
フルオートタイプのガスふろ給湯器は、自動で湯はり、保温、追いだき、たし湯、配管洗浄、入浴検知による沸き上げの機能が搭載されているため非常に便利です。
配管洗浄機能が搭載されていることが、フルオートタイプのガスふろ給湯器の主な特徴です。
浴槽の栓を抜くのみできれいに湯垢や汚れを洗い流してくれるため、バスタイムをいつでもきれいに過ごすことができます。

・壁貫通タイプを含むガスふろがま、バランス型ふろがま
ガスふろがまは、屋外に浴槽に隣接して設置するタイプです。
給湯の機能は搭載されていなく、水を浴槽に溜めて沸かすのみの機能が搭載されています。
バランス型ふろがまは、浴槽に隣接して設置するタイプです。
バランス型ふろがまとしては、シャワーが一体になった給湯と追いだきの機能が搭載されているタイプと、追いだきの機能だけが搭載されているタイプがあります。
公営住宅向けに主に使われています。
壁貫通タイプのガスふろがまとしては、ガス給湯専用タイプとガスふろ給湯器があります。
バランス型ふろがまから交換するときは最も適したものです。
従来のバランス型ふろがの給排気口にぴったり収まるタイプであるため、有効に浴室のスペースを利用することができます。

・ガス給湯暖房熱源機
ガス給湯暖房熱源機としては、次のようなものがあります。
給湯+自動湯はり+追いだき+温水暖房の機能が搭載されているガス給湯暖房熱源機は、1台で快適に家全体を暖めてくれます。
また、お風呂の機能としては、オートタイプとフルオートタイプがあります。
給湯+暖房の機能が搭載されているガス給湯暖房用熱源機は、給湯に暖房の機能がプラスされています。
暖房の機能は、温水を循環する浴室暖房乾燥機や床暖房などに対応しています。
ガス暖房専用熱源機は、暖房の機能だけが搭載されており、給湯はできません。
既設のガス給湯器の他に、浴室暖房乾燥機や床暖房などを増やしたいときに設置するものです。
リンナイのガス給湯器をご検討の方へ
■リンナイのおすすめのガス給湯器

ここでは、リンナイのおすすめのガス給湯器についてご紹介します。

●エコジョーズの屋外壁掛設置タイプフルオート（24号）

型番は本体がRUF-E2401AW（A）、マルチリモコンがMBC-220V、メーカー希望小売価格は本体が405,300円、マルチリモコンが34,650円、トータルが439,950円です。
業界トップの92%のふろ熱効率のRUF-Eシリーズのエコジョーズです。
ランニングコストを給湯、追いだきともに抑えることができるため、非常にお得です。
少ないガス量でもお湯を効率良く沸かすことができるため、約2,950円年間にお得になります。
なお、試算条件は、お風呂を2日に1回沸かし直して入浴するケースです。
外装色は、建物とマッチするようにデザインされているため人気です。
屋外壁掛けタイプで、軽くなっているため外壁への負担が少なくなります。
また、無線LAN対応リモコンも使えます。
スマホとの連動も、専用アプリを使うことによってできます。
外出先からでも光熱費のチェックができ、湯はりもできることがメリットです。
また、シャワーも1/fのゆらぎのリズムという心地よさを人が感じるといわれているものが実現できます。
エコのみでなく、随所に快適さが見られるものです。

●ガスふろ給湯器の屋外壁掛設置タイプ　オート（24号）

型番は本体がRUF-A2400SAW(A)、マルチリモコンがMBC-120V、メーカー希望小売価格は本体が347,760円、マルチリモコンが28,140円、トータルが375,900円です。
オーソドックスな従来型ガス給湯器のオートタイプです。
ガスふろ給湯器の設置場所から浴槽が離れていても、お湯をポンプで循環して湯はり、追いだきができます。
24号の号数で、台所やシャワーの同時使用でもお湯が問題なく使えます。
ファミリー向けのガス給湯器で、大量のお湯が一度に使えます。
また、壁掛けタイプで、マンションや戸建てなどの幅広い建物に対応しています。
対応リモコンとしては、標準タイプ、コードレスタイプ、インターホン付きタイプがあります。
インターホンを取り付けることによって、入浴している人と台所で会話することができます。

●ガスふろ給湯器の屋外据置設置　設置フリータイプ　オート(24号）

型番は本体がRUF-A2400SAG（A)、マルチリモコンがMBC-120V、メーカー希望小売価格は本体が317,520円、マルチリモコンが28,140円、トータルが345,660円です。
快適性と地球環境を考慮したユッコUFVシリーズのガスふろ給湯器です。
遠隔で給湯と追いだきが1台でできる設置フリータイプです。
インターホンが付いたリモコンもあるため、台所とお風呂で会話することもできます。
オートタイプであるため、自動で設定したお風呂の温度を維持してくれます。
必要なときには足し湯も手動でできることがメリットです。
予約運転も台所リモコンのタイマーでできるため、帰宅してお風呂にすぐに入れます。
音声ガイド機能とボイス機能が搭載されているリモコンであれば、音声ナビがあるため操作が容易であることもメリットです。
いつでもお風呂が自分の好きな湯温で使え、24号であるためお湯を台所やシャワーなどの2箇所で使っても問題ありません。
家族で使うときにはおすすめのガス給湯器です。
また、プロパンガスと都市ガスに対応しています。

●エコジョーズの屋外壁掛設置タイプフルオート（24号）

型番は本体がRUF-E2401AW（A）、マルチリモコンがMBC-220V、メーカー希望小売価格は本体が416,880円、マルチリモコンが35,640円、トータルが452,520円です。
エコジョーズのトップクラスの給湯側95％、ふろ側92％の熱効率を実現しています。
給湯の機能だけでなく、追いだきの機能も搭載されています。
汚れや傷が美しいメタリックカラーは目に付きにくいというようなメリットもあります。
お風呂の追いだきなどのいろいろな機能が搭載されています。
お湯を沸かすときに出る排気ガスの熱を再利用することによって、水を予熱することができます。
ガス消費量を少なくして水を加熱するため、使うエネルギーが低減できることがメリットです。
自動沸き上げという人が入浴すると沸き上げする機能や、Q機能という再出湯するときの温度を調整する機能も搭載されています。
屋外壁掛け設置タイプで、いろいろな世帯に対応できることもメリットです。

●エコジョーズのマンションベランダ屋外壁掛けタイプ　フルオート（20号）

型番は本体がRUF-SE2005AW、マルチリモコンがMBC-230V、メーカー希望小売価格は本体が402,624円、マルチリモコンが35,640円、トータルが438,264円です。
フルオートタイプであるため、心地いい入浴の時間を簡単な操作で演出してくれます。
足し湯を自動で行ってくれるため、自分が好きな湯量で入浴できることがメリットです。
Q機能が搭載されているため、5mの配管での再出湯時に3℃以内に給湯温度がなります。
また、エコを意識しているため、地球環境に対して優しい機能も搭載されていることが特徴です。
エコモードでオフに自動たし湯をしたり、エネルギーを効率良く利用して給湯したりするなどの機能が搭載されています。
湯温を約30分ごとにチェックして保温する快適保温の機能も搭載されているため、心地いい温度で冬のシーズンでも入浴できることがメリットです。
リンナイの専用アプリに対応する無線LAN対応のリモコンも使えます。
リモコンで故障や光熱費のチェックができるため、万一故障したときでも気づきやすいことがメリットです。
また、帰宅するときに湯はりがアプリを使ってできるため、帰宅すると入浴がすぐにできます。

●エコジョーズのマンションベランダ屋外壁掛けフルオート（16号）

型番は本体がRUF-E1615AW(A)、マルチリモコンがMBC-230V、メーカー希望小売価格は本体が362,880円、マルチリモコンが35,640円、トータルが395,820円です。
フルオートタイプのガス給湯器です。
32℃の出湯の機能が搭載されており、ぬるめのお湯が台所やシャワーで使えることがメリットです。
快適にぬるめのお湯が使えるでしょう。
また、お風呂の湯温が低下すると温度を自動で上昇してくれるため、快適な温度にいつでも維持できます。
これ以外にも、予約運転ができるため、台所リモコンから設定した時間に湯はりが終わることによって、帰宅したときに入浴がスムーズにできるでしょう。
また、インターホンによる呼び出しの機能も搭載されているため、スイッチを押すと台所リモコンのブザーが鳴って会話がお互いにできます。
入浴しているときに何かあっても、会話が台所とできるためトラブルが防止できることがメリットです。
また、無線LANとアプリを使うと、帰宅しているときにスマホで湯はりをしたり、故障したときにチェックできたりするなどの便利な機能が使えます。

●給湯暖房用熱源機のマンションベランダ屋外壁掛タイプフルオート（24号）

型番は本体がRUFH-A2400AW2-3、マルチリモコンがMBC-230V、メーカー希望小売価格は本体が434,808円、マルチリモコンが35,640円、トータルが400,448円です。
シャワーや台所への給湯とお風呂の自動湯はり、追いだきの機能以外に、床暖房や浴室暖房乾燥機も使えます。
お風呂の湯温を約30分ごと（時間はシーズンによって違う）にチェックして保温します。
浴槽のお湯を排水するときに、自動で配管を洗浄して汚れを洗い流してくれることもメリットです。
別のモデルと基本的な機能は同じですが、床暖房や浴室暖房乾燥機が使えるため、より快適な生活になるでしょう。
浴室以外に床暖房まで対応しているため、浴室と同時に全体の部屋の暖房などを検討している方におすすめです。

●ガスふろ給湯器の壁掛・PS標準設置タイプ　オート（24号）

型番は本体がRUF-A2005SAW(B)、マルチリモコンがMBC-230V、メーカー希望小売価格は本体が306,720円、マルチリモコンが35,640円、トータルが342,360円です。
オートタイプのガスふろ給湯器で、湯はり、保温、追いだきが自動でできます。
ぬるめの約32℃のお湯を出すことができるため、夏のシーズンや台所で洗い物をするときにもおすすめです。
シャワーにリラックス効果が期待できる1/fのゆらぎを利用したシャワーは、身体がリラックスすると同時に湯冷めしにくいものです。

●ガスふろ給湯器の扉内設置タイプ　オート（24号）

型番は本体がRUF-A2405SAT-L(B)、マルチリモコンがMBC-230V、メーカー希望小売価格は本体が344,736円、マルチリモコンが35,640円、トータルが380,376円です。
シャワーや台所の給湯、お風呂の湯はり、追いだきが1台でできます。
RUF-A2405SAT-L(B)は、簡単なスイッチ1つで湯はり、保温、追いだきができるオートタイプのガス給湯器です。
快適保温機能は、お風呂のお湯の温度を30分ごとにチェックして、入浴温度を快適に維持してくれる便利なものです。
沸き上がり時間がリモコンから予約できる便利な機能もメリットです。
これ以外にも、便利で快適な機能が多く搭載されています。

●ガス給湯暖房機の壁掛・PS標準設置タイプ　フルオート（24号）

型番は本体がRUFH-E2405AW2-3(A)、マルチリモコンがMBC-230V、メーカー希望小売価格は本体が460,080円、マルチリモコンが35,640円、トータルが495,720円です。
ガス給湯暖房機であるため、シャワーや台所への給湯、お風呂の湯はり、追いだき以外に、床暖房や浴室暖房乾燥機にも対応しています。
家全体の暖房が1台でできるため便利です。
フルオートタイプであるため、スイッチ一つで自動でお湯はり、保温、たし湯ができることもメリットです。
エコジョーズで、十分な省エネ性もあります。

●ガス給湯器の壁掛・PS標準設置タイプ（16号）

型番は本体がRUX-A1616W-E、マルチリモコンがMC-145V、メーカー希望小売価格は本体が128,304円、マルチリモコンが15,876円、トータルが144,180円です。
シャワーや台所の給湯ができる給湯専用タイプのガス給湯器です。
便利な呼び出しや音声ナビの機能が搭載されています。
16号の号数であるため、同時に台所とシャワーで使うときは湯量を分け合うようになります。
お湯を複数の箇所で使わない方や単身世帯におすすめです。
ゆらぎのシャワーは、シャワーに1/fのゆらぎを利用したものです。
低温と適温の間でゆらがせることによって、リラックス効果や湯冷め防止が身体を洗いながら期待できます。
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■ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートの比較

給湯器はお湯を使うために必要なものです。
一言で給湯器といっても、種類がいろいろあります。
特に、ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートはどちらがいいか迷うでしょう。
ここでは、ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートの比較についてご紹介します。

●ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートの違い

ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートは、名前が似ているため同じようなものではないかと考えられがちです。
しかし、外観や大きさ、機能が全く違っています。
ここでは、ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートの違いについてご紹介します。
ガス給湯器のエコジョーズは、お湯をガスで沸かします。
従来型ガス給湯器は使うガスの20％の熱が無駄に排気ガスとして廃棄されていましたが、エコジョーズは上手くこの排気ガスの熱を利用しています。
お湯が効率良く沸かせられるため、ガス使用量が従来型ガス給湯器に比較して少なくなり、ガス代を低減することができます。
エコキュートは、安い電気料金の深夜電力を使ってお湯を沸かします。
エコキュートは、貯湯タンクの中に沸かしたお湯を貯めておけることが特徴です。
断水になっても、非常用水として貯湯タンクの中のお湯や水が使えます。

●ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートの比較

ここでは、ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートの比較についてご紹介します。

・本体のサイズ
ガス給湯器のエコジョーズの本体は、幅480mm、高さ750mm、奥行き250mmのサイズになっているときが多く、非常にコンパクトです。
そのため、設置場所に困ることは無いでしょう。
給湯能力の号数が大きくなっても、ガス給湯器のサイズが同じであることがメリットです。
エコキュートの貯湯タンクユニットは、幅630mm、高さ2200mm、奥行き790mmのサイズのものが多くあります。
一方、ヒートポンプユニットは、ほとんど幅820mm、高さ640mm、奥行き300mmくらいのサイズです。
そのため、エコキュートを設置するためには、設置スペースとして約一畳分が必要になります。
ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートのサイズを比較すると、エコキュートの方が約10倍大きくなっています。
そのため、エコキュートは制限が設置するところにあります。
エコキュートを設置するときは、どこに設置するか、きちんと設置ペースが確保できるかをチェックしましょう。

・イニシャルコスト
ガス給湯器のエコジョーズのGT-C24号（オート）は、247,000円のイニシャルコストです。
内訳は、本体価格が202,000円、工事費が45,000円です。
エコキュートの460L（フルオート）は、801,000円のイニシャルコストです。
内訳は、本体価格が571,000円、工事費が230,000円です。
ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートのイニシャルコストを比較すると、エコジョーズの方が554,000円安くなります。
なお、地域によってはガス給湯器のエコジョーズとエコキュートは補助金が適用されたり、業者によって本体価格が値引きされたりすることがあるため、このイニシャルコストよりも安くなることがあります。

・ランニングコスト
エコジョーズの都市ガスのガス代は、ガス会社の料金単価によっても違いますが、年間に60,000円～100,000円といわれています。
プロパンガスを使うと、これよりも割高になることが多くあるようです。
エコキュートは、深夜の安い電気料金の電力を使うため、電気代は年間に40,000円～60,000円になります。
ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートのランニングコストを比較すると、エコキュートの方が年間に20,000円～40,000円安くなります。
しかし、エコキュートは貯湯タンクに貯まっているお湯を使いきって昼間に沸き増しすると、電気代が高くなるため注意しましょう。

・エコロジー
エコジョーズは、95％の熱効率になっています。
熱効率が従来型ガス給湯器よりアップするため、ガス量が低減できます。
また、地球温暖化の要因の二酸化炭素は、約11％排出量が低減します。
エコキュートは、再生可能エネルギーの大気中の熱を利用する給湯器です。
お湯を少ないエネルギーで沸かすことができるため、大幅に二酸化炭素の排出量が低減できます。
ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートのエコロジーを比較すると、ほとんど二酸化炭素の排出量は同じでしょう。

・飲用
ガス給湯器のエコジョーズはお湯を都度沸かすため、きれいな状態でお湯を使うことができます。
そのため、飲用しても問題は全くありません。
エコキュートはお湯を貯湯タンクの中に貯めておくため、古くなれば汚れが底に溜まることもあります。
そのため、飲用しないようにメーカーのカタログには書かれています。
飲用するときは、一度煮沸する必要があります。

●ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートがおすすめのケース

ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートは、全く外観や仕組みが違います。
エコキュートがおすすめなのは、オール電化住宅にしたり、住宅を新築したりするときです。
というのは、エコキュートは設置スペースが必要であるため、住宅を新築するときに設置する方が容易であるためです。
なお、オール電化住宅のときは、普通よりもお得な電気料金プランがあります。
オール電化住宅にしたり、住宅を新築したりしないときは、エコジョーズの方がおすすめかもしれません。

●ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートの比較のまとめ

ここでは、ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートの比較についてご紹介しました。
イニシャルコストを安くして設置スペースが少ないものを希望するのであればエコジョーズがおすすめですが、ランニングコストが安いものを希望するのであればエコキュートがおすすめです。
個人によって希望するニーズは違うため、どのようなことを給湯器に求めるかをはっきりさせる必要があります。
給湯器の設置を検討しているのであれば、業者に相談するのがおすすめです。
自宅適した給湯器をアドバイスしてくれるでしょう。
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■まとめ