よくある質問特集(エコキュート)

2020年7月6日


エコキュートを導入する場合にお客様が不安に思ってしまうポイントとはどういったものがあるのか気になりませんか?
代表的なものを上げるとエコキュートはガス給湯器よりも大型な設備となるため、設置場所の選定や実際の工事に関する事前質問は結構な数を頂きます。

エコキュートは近隣との騒音トラブルに注意しなければならないという情報が出回っていることもあり、どういった対策を取れば良いのかという質問も多い傾向がございます。よく聞かれる質問とその回答をご案内させて頂きます。

よくある質問と回答

Q1.エコキュートを屋内に設置したいのですが可能でしょうか?

A1.特に騒音問題などを気にしてエコキュートの屋内設置を検討している方も少なくありません。
マンションなどにも設置できる小型のエコキュートや設置スペースをあまりとらないコンパクト薄型タイプのエコキュートが登場しているの周知されているのではないでしょうか。

エコキュートは原則として屋外設置する設備ということが根本にございます。
設置場所の問題などでやむを得ず屋内に設置する場合でもヒートポンプユニットは必ず屋外に設置します。

ヒートポンプは冷媒のCO2漏れによる酸欠、冷風による室内温度の著しい低下などのリスクがあります。
屋内設置を希望する場合でも貯湯タンクのみですと可能にはなります。

タンクを屋内設置する場合は、密閉室ではなく必ず通気口を設ける必要があります。この点が注意点になります。

Q2.設置スペースはどのぐらい必要?

A2.購入するタイプによって大きく異なります。よくある勘違いでメーカーパンフレットに記載されているエコキュートの本体サイズを確保すれば良いというものがございます。

エコキュート本体とピッタリのサイズでは設置するための作業スペースがありませんので注意が必要です。
設置する際に確保する必要があるのは導入を考えているエコキュートの本体サイズに加えて、施工やメンテナンスのためタンク前面から700mm以上のスペースを確保する必要があります。

エコキュートが稼働する場合にはヒートポンプから冷風がでます。
近隣住宅との距離を考えて、ヒートポンプの向きに注意する必要があります。

Q3.基礎工事はするのですか?

A3.湯タンクは常に水が入った状態となるため非常に重量がございます。
設置の際はアンカーボルトなどでしっかりと脚を固定する必要がございます。

地盤がしっかりしている場合簡易な方法での設置も可能ですが、軟弱地盤の場合は必ず必要と考えておきましょう。
電気温水器からエコキュートへ入れ替えするといった場合は既存基礎が再利用できる可能性がありますので、そういった場合は不要になります。

Q4.お風呂が2階なのですがエコキュートを使うことはできますか?

A4.2階以上にお風呂があるお宅では通常のエコキュートよりも水圧が高いタイプを推奨させて頂いております。
設置後に水圧に不満が出るぐらいであれば、最初から高水圧タイプのエコキュートを選んだ方が間違いございません。

Q5.給湯専用タイプでもリモコンの増設は可能でしょうか?

A5.給湯専用タイプの場合はリモコンを2台設置すると通信不良を起こしてしまい動作不良が発生してしまいます。
リモコンの増設はできないと認識しておいた方が宜しいです。

Q6.塩害地ですが設置可能でしょうか?

A6.塩害地域対応型であれば可能です。
エコキュート本体に直接潮風が当たる場所への設置は避けましょう。

塩害地に設置する場合は建物の影や潮風を遮蔽する塀などを設ける必要があります。
外装などに塩分が付着しても雨水で洗い流せるような場所に設置することでメンテナンスの手間を削減することができます。

Q7.2世帯住宅でお風呂が2か所ですが1台で問題ないでしょうか?

A7.2世帯住宅などではお風呂が2か所あるという場合も散見されます。
1か所のお風呂は自動湯はり機能を使用することは可能ですが、2か所目は水栓から落とし込み方式による給湯となります。

それぞれのお風呂で自動湯はりをしたいというのであればエコキュートも2台設置する必要がございます。
2世帯で住んでいるご家庭でお湯をそれなりに使用するといった場合は頻繁にお湯切れが発生してしまい、エコキュートの給湯コスト削減効果も薄くなってしまう危険性が高くなってしまうのが特徴です。

Q8.井戸水を利用していますがエコキュートを使うことはできますでしょうか。

A8.井戸水対応型エコキュートを選択すれば問題なく使用可能です。
井戸水を生活用水として利用しているご家庭ではエコキュート導入の前にメーカーによる水質検査を行う必要があります。

メーカー検査の結果で水質に問題が無いと判断されなければ導入することはできないと考えておきましょう。

Q9.本当に給湯コストは安いのですか?

A9.エコキュートは深夜帯の電気代が格安になる料金プランを活用することや高効率なヒートポンプ技術が採用されていることで、家計にかかる給湯コストを大幅に削減できるという事が人気の理由です。
給湯器を入れ替えするだけで本当に給湯コストが安くなるのか不安になる方も多いのではないでしょうか?

メーカーが出しているデータでも電気温水器の約1/3、石油給湯器や都市ガスと比較すると約1/2にまで給湯コストが安くなります。このデータはお湯切れなどを発生させない家庭に最適なエコキュートを導入していることが前提ですので、機種選びを失敗してしまうと給湯コスト削減効果を得られなくなってしまいます。

Q10.季節によってエコキュートの電気代は変わりますか?

A10.非常に変わります。エコキュートはヒートポンプ技術が採用されておりこれは大気中の熱を効率よく利用してお湯を沸かすというものです。

外気温が高い夏場と低い冬場では活用できる熱量が大きく異なるのです。
冬場は極端に気温が下がるような地域では配管凍結を防ぐために凍結防止ヒーターなどを動かす必要もありますので、冬場の方が給湯コストが高くなると考えておきましょう。

Q11. 停電したら使えないのでしょうか?

A11.停電している状態ではエコキュートのお風呂機能は利用できません。
ガス給湯器などの場合でも着火に電気を使用していますので、停電してしまうとエコキュート同様に使用できません。

停電時にお風呂機能が使えなくなるのにかかわらず、災害に強い給湯器と紹介されています。
エコキュートは貯湯タンクにお湯を貯め置きしておくというシステムとなっているため、停電が発生した場合でもタンクに貯めている分のお湯を手動で取り出して使用することができるためそのようなご案内がなされております。

タンクに貯めているお湯を使い切ってしまうとお湯は使えなくなります。

Q12. 入浴剤は使用できますか?

A12.メーカーが認めている入浴剤は使用可能です。
入浴剤によってはエコキュートの故障原因となってしまうタイプがありますので、他の給湯器と比較すると使用可能な入浴剤の種類は少なくなります。

メーカー公式サイトや取扱説明書に使用可能な入浴剤が記載されていますので、入浴剤は必要とお考えの方はお好みの入浴剤が利用できるのかきちんと調べたうえで機種選びを進めましょう。

Q13. お湯はそのまま飲めますか?

A13.通常のエコキュートの場合にタンク内のお湯はそのまま飲用しないでください。
長く使用したエコキュートの場合はタンク内に水垢がたまったり、配管材料の劣化などで水質が変わってしまっている場合がございます。取扱説明書にも記載されていますが必ず煮沸してから飲むようにしてください。

日立製エコキュートの中には水道直圧給湯を実現したエコキュートがありますので、このタイプを導入すればそのまま飲んでしまっても問題ございません。

こちらで紹介した質問と答えは厳選してご紹介したものですので、上記以外に不安に感じていることがあればみずほ住設にお気軽にお問い合わせください。


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