【エコキュートの故障と寿命】修理と交換の費用はどれくらいかかるの?徹底解説!

2023年10月20日

エコキュートの故障と寿命:修理と交換の費用はどれくらいかかるの?徹底解説!

 

エコキュートの故障とは?

エコキュートはどのような故障が発生するかよくわからない方もいるのではないでしょうか。

ここでは、エコキュートが故障する主な理由、エコキュートの故障時のよくある症状と対処法についてご紹介します。

 

エコキュートの故障と寿命:修理と交換の費用はどれくらいかかるの?徹底解説!

 

エコキュートが故障する主な理由

ここでは、エコキュートが故障する主な理由についてご紹介します。

初期故障

初期故障は、エコキュートを交換して間もないときに発生する故障です。初期故障の主な要因としては、エコキュートの初期不良や工事業者のミスが考えられます。

初期故障のときは、メーカーや工事業者に連絡すると、無償で対処してくれるでしょう。しかし、保証期間が終わると修理、交換が有料になるため、違和感があるときはメーカーや工事業者にすぐに連絡しましょう。

 

偶発故障

偶発故障は、エコキュートを交換するときの小さな不具合が、経年によって大きなトラブルになるものです。偶発故障の要因としては、工事業者のミスなどが考えられます。

しかし、もし工事業者のミスであったとしても証明することが困難であるため、保証してもらうのは困難でしょう。

そのため、エコキュートを使っているときに不具合が少しでもあれば、保証期間内に点検してもらいましょう。

 

摩耗故障

摩耗故障は、内部の部品などが長年エコキュートを使うことによって摩耗して、何らかの故障が発生するものです。

エコキュートの寿命は10年間〜15年間くらいとされているため、これ以上の年数使っているときは交換を検討する方がいいでしょう。

摩耗故障が発生するほど長年エコキュートを使っているときは、修理しても別の箇所の故障が発生することがあります。

 

エコキュートの故障時のよくある症状と対処法

エコキュートは性能が優れていますが、基本的に機械であるため、いつまでも使うことができません。エコキュートの内部の部品は経年によって劣化するため、長年使ったときなどは故障が発生することがあります。

ここでは、エコキュートの故障時のよくある症状と対処法についてご紹介します。

お湯が出ない、足し湯が使えない

給湯栓を開けてもお湯が出ない、足し湯が使えないときは、まず湯切れが発生していないかをチェックしましょう。

エコキュートを一旦リセットして、手動で貯湯タンクユニットの中のお湯を満タンにする沸き増しをして、お湯が出るかをチェックしてください。

もし、これでも直らないときは、お湯の温度を調整する基板やお湯の温度を検知するセンサーなどのトラブルが考えられます。そのため、早急にメーカーあるいは業者に修理、交換を頼みましょう。

 

お風呂の湯はりが止まらない

お風呂の湯はりが止まらないときは、次のような要因が考えられます。

お湯の量の設定が間違っている
浴槽の中に残り湯があるままでお風呂の湯はりを行っている
浴槽のふろ循環アダプターのフィルターが詰まっている

このようなことを対処してもお風呂の湯はりが止まらないときは、浴槽の水位を検知する水位センサーのトラブルが発生していることがあります。そのため、早急にメーカーあるいは業者に修理、交換を頼みましょう。

 

お湯の温度が安定しない

エコキュートのお湯を使っていると、温度が安定しないことがあります。このようなときは、お湯の温度を調節するサーモスタット水栓(混合水栓)のトラブルが考えられます。

もし、お湯の温度が安定しないことが続くときは、サーモスタット水栓のトラブルが発生している可能性があります。そのため、水道業者に修理、交換を頼みましょう。

また、お湯の温度が安定しない要因がサーモスタット水栓とエコキュートのどちらかわからないときは、両方の修理ができる業者に頼むのがおすすめです。

 

貯湯タンクユニットやヒートポンプユニットから水が漏れる

エコキュートの貯湯タンクユニットやヒートポンプユニットから水が漏れることがよくあります。沸き上げしているときに水が漏れる要因は、貯湯タンクユニットの中の水がお湯になるときに体積が増えることであるため、トラブルではありません。

しかし、エコキュートを使っていないにも関わらず、貯湯タンクユニットやヒートポンプユニットから水が漏れるときは、次のような要因が考えられます。

エコキュートが劣化している
貯湯タンクの亀裂が発生している
水道管の接続部が劣化したり緩んだりしている
水道管が破損している

水が漏れる要因によって修理方法も違うため、貯湯タンクユニットやヒートポンプユニットなどをチェックして、どの箇所から水が漏れているかをチェックしましょう。

もし、エコキュートを交換したばかりで水が漏れているときは、工事業者のミスが考えられます。このようなときは、すぐに工事業者に連絡して対処してもらいましょう。

 

エコキュートから異音が発生する

エコキュートは、大気中の熱エネルギーを利用してお湯を沸かすヒートポンプの技術を採用しており、運転中は「ブーン」という音が発生します。

この運転音は、深夜の住宅地などに相当する40dBくらいとされているため、あまり気になることはありません。

しかし、エコキュートから異音が発生する、急に運転音が大きくなったときは、トラブルが発生していることがあります。そのため、すぐにメーカーあるいは業者に修理を頼みましょう。

 

エコキュートのお湯が臭う

エコキュートのお湯が臭う要因は、貯湯タンクの中に汚れが溜まっていることがあります。このようなときは、貯湯タンクの水抜きを行って汚れを排出する必要があります。

貯湯タンクの水抜きは、年に2回~3回行うのがおすすめです。これでも臭いがなくならないときは、メーカーあるいは業者に相談しましょう。

 

エラーコードがリモコンに表示される

エコキュートを使っていると、エラーコードがリモコンに表示されることがあります。エラーコードの内容はメーカーによって違うため、エコキュートの取扱説明書をチェックする必要があります。

また、エラーコードとしては、軽いものから重いものまでいろいろあり、内容によっては自分で対処ができることもあります。

例えば、貯湯タンクユニットの中のお湯がない、浴槽の栓が閉まっていないなどのエラーコードのときは、簡単に対処ができるでしょう。

しかし、混合弁のトラブルが発生しているなどのエラーコードのときは、自分で対処することができません。

無理に自分で対処すると、さらに症状が悪くなることがあるため、メーカーあるいは業者に修理を頼みましょう。

 

リモコンの操作ができない

エコキュートのリモコンの操作ができないときは、次のような要因が考えられます。

リモコンの電源が入っていない
リモコンが節電モードになっている
リモコンの配線が断線している
リモコンの液晶が壊れている
リモコンのロックが働いている
エコキュートのトラブルを知らせるエラーコードがリモコンに表示されている

リモコンの電源が入っていないときやリモコンが節電モードになっているときなどは、簡単に自分で対処ができます。

しかし、リモコンの配線が断線しているときやリモコンの液晶が壊れているときなどは、自分で対処ができないため、メーカーあるいは業者に修理を頼みましょう。

 

エコキュートの故障と寿命:修理と交換の費用はどれくらいかかるの?徹底解説!

 

エコキュートの修理と交換の費用

エコキュートの故障が発生して修理したり交換したりするときは費用が心配になるでしょう。ここでは、エコキュートの修理と交換の費用についてご紹介します。

エコキュートの修理の費用

ここでは、エコキュートの修理の費用についてご紹介します。エコキュートの修理の費用は、故障が発生している箇所によって違います。

故障が発生した混合弁の修理や劣化した配管の交換など、部分的な修理、交換の費用は1万円くらいになります。保証対象外の箇所のときは、修理の費用が高くなります。

エラーコードが解除されない、お湯が出ないというようなときは、ヒートポンプユニットの修理が必要なことが多くあります。

ヒートポンプユニットの電子回路部品を交換するときは、一般的に費用が8万円~15万円くらいになると考えておきましょう。

 

エコキュートの交換の費用

ここでは、エコキュートの交換の費用についてご紹介します。エコキュートの交換の工事費用は、10万円~15万円くらいです。

エコキュートの本体価格は、貯湯タンクの容量や機能などによって違います。例えば、家族数が2人~4人用の貯湯タンクの容量が370Lのエコキュートの本体価格は、メーカー希望小売価格が100万円以上するものもあります。

業者によっては、エコキュートの本体価格をメーカー希望小売価格から大幅に値引きしています。そのため、エコキュートの本体価格と交換工事費用の相場をプラスしたものよりも安くなることがほとんどです。

エコキュートの交換工事は、費用が追加でかかることもあります。例えば、給湯専用タイプのエコキュートからフルオートタイプのエコキュートに交換するときは、追いだき配管の工事費用が追加になります。

さらに、既設のエコキュートの撤去費用が追加で請求されることもあります。具体的なエコキュートの交換の費用は、業者から見積もりを入手してチェックしましょう。

 

エコキュートの故障と寿命:修理と交換の費用はどれくらいかかるの?徹底解説!

 

エコキュートの修理と交換、どちらが得?

エコキュートの故障が発生したときは、修理と交換のどちらが得かわからないのではないでしょうか。ここでは、エコキュートの修理と交換、どちらが得?についてご紹介します。

エコキュートの修理のメリット・デメリット

エコキュートの修理のメリットとしては、次のようなものがあります。

保証期間内のときは基本的に修理の費用が無償になる
保証期間外のときでも交換するより安い

エコキュートの修理のデメリットとしては、次のようなものがあります。

直らないことがある
修理した後も別の箇所のトラブルが発生することがある
修理する回数が多いと費用が高くなる
直らないときでも費用がかかる
最新タイプのエコキュートと比較してエネルギー効率が悪い

 

エコキュートの交換のメリット・デメリット

エコキュートの交換のメリットとしては、次のようなものがあります。

エコキュートが新しくなる
メーカーなどを変えることができる
修理がすぐに必要になることが少ない
保証期間が長くなる

エコキュートの交換のデメリットとしては、次のようなものがあります。

イニシャルコストがかかる

 

エコキュートの寿命と費用の関係

エコキュートの故障が発生したときは、修理ができるケースと交換が必要なケースがあります。故障の内容によっては、安い部品の修理や交換で済むでしょう。

しかし、エコキュートの寿命の10年に間~15年間が近いときは、故障が発生しやすくなります。頻繫にエコキュートの故障が発生すると、修理費用が高くなることが考えられます。

そのため、エコキュートを使い始めてから10年間が近くなると、交換することも検討しましょう。

 

エコキュートの故障と寿命:修理と交換の費用はどれくらいかかるの?徹底解説!

 

エコキュートの故障と火災保険との関連性

エコキュートの故障が発生するとできるだけ安く修理や交換をしたいでしょう。ここでは、エコキュートの故障と火災保険との関連性についてご紹介します。

火災保険の補償内容

実は、エコキュートの故障が発生したときは、火災保険が利用できることがあります。

例えば、次のいずれかに該当しているときは、エコキュートの故障が発生したときに火災保険を利用してエコキュートの修理、交換ができることがあります。

火災保険の対象が建物になっている
風災補償に入っている
電気的・機械的事故特約に入っている

しかし、このようなことに該当しているときでも、エコキュートの故障の要因によっては火災保険が利用できないこともあります。

そのため、火災保険はどのようなときに利用できるかを十分に把握しておくのがおすすめです。

ここでは、エコキュートの故障が火災保険の補償対象になるケース、エコキュートの故障が火災保険の補償対象にならないケースについてご紹介します。

 

エコキュートの故障が火災保険の補償対象になるケース

エコキュートの故障が火災保険の補償対象になるケースとしては、次のようなものがあります。

エコキュートが火災によって損害を受けた
エコキュートが落雷によって故障した
エコキュートが台風で倒壊して故障した
エコキュートに強風などによる飛来物がぶつかって故障した
エコキュートが屋根からの落雪によって故障した
エコキュートが雹(ひょう)が降ってきて故障した
エコキュートが洪水などの浸水などによって故障した
エコキュートが盗難にあった
ボールを子どもがエコキュートにぶつけるなどして故障した

このような要因でエコキュートが故障したときは、火災保険の補償対象になることがあるため、契約している保険会社に一度問い合わせてみましょう。

しかし、火災保険の契約内容によっては、補償対象にならないことがあります。例えば、火災保険の契約が風災、雪災、雹災(ひょうさい)などまでが補償対象になっているときは、エコキュートの故障がそれぞれの要因で発生したときに適用されます。

なお、このような火災保険は任意加入のこともあり、もし入っていないときは補償対象にならないために注意しましょう。

これ以外にも、盗難による盗取、汚損、損傷などに対する補償についても、任意加入が必要なことがあります。

標準付帯していることも火災保険によってはありますが、任意加入が必要なこともあるため、入っている火災保険の契約内容をチェックしましょう。

 

エコキュートの故障が火災保険の補償対象にならないケース

エコキュートの故障が火災保険の補償対象にならないケースとしては、次のようなものがあります。

故意や経年劣化によるエコキュートの故障

故意による故障というのは、取扱説明書などに書かれていないエコキュートの使い方での故障や自分で修理したために発生した故障などです。

また、経年劣化による故障というのは、適切な方法でエコキュートを長年使ったにも関わらず、老朽化によって故障することです。

屋外に設置することが多いエコキュートのような給湯器は、日光や雨、湿気、風などに常に晒されているため、長年使っていると自然に性能が悪くなり、このような要因で故障が発生したときは補償対象になりません。

 

エコキュートの故障の要因が契約外の内容である

一般的に、火災保険が利用できるかどうかは、契約内容と故障の要因によります。故障の要因が契約内容にないものであったときは、基本的に補償対象になりません。

火災保険は、標準的に対象になる事象以外に、風災、雪災、雹災、盗難などの事象までを補償対象にするときには、オプションサービスに別に入る必要があるために注意しましょう。

一般的に、任意付帯が火災保険でできる補償としては、次のようなものがあります。

風災補償
破損・汚損補償
水災補償
盗難補償

入っている火災保険の契約内容がわからないときは、一度保険会社に問い合わせてみましょう。

 

エコキュートの故障が地震による転倒などである

エコキュートの故障が地震による転倒など、地震が要因で発生した津波などによる被害は、一般的に火災保険の補償対象になりません。

なお、火災保険としては、地震に対する特約地震保険というものもあります。しかし、特約地震保険は建築物の柱や梁、壁などの主要構造物が地震によって被害を受けたときだけに適用され、給湯器のエコキュートのようなものはほとんど補償対象になりません。

 

被害のトータル額が免責金額以下である

火災保険は、免責金額があります。免責金額というのは、故障が発生して補償を受けるときに、被保険者自身が負担する金額のことです。

保険会社によって免責金額の契約内容が違うことがありますが、基本的に高く免責金額を設定すると、保険料が安くなるというメリットがあります。

しかし、保険を利用するときは、免責金額を損害額から差し引きした金額が支払われる保険金になるために注意しましょう。

例えば、30万円の被害額で20万円の免責金額のときは、支払われる保険金は10万円になります。そのため、もし免責金額以下の被害額であったときは、保険金が支払われなくなります。

 

火災保険の申請の方法

火災保険を申請するためには、手続きが必要です。ここでは、火災保険の申請の方法についてご紹介します。

被害の状況をチェックする

自然災害や火災の後は、安全が確保できてから落ち着いて被害の状況をチェックします。証拠になる情報が申請するときに必要であるため、破損した箇所の写真を撮っておきましょう。

なお、高い屋根などのときは、自分でチェックするのが困難なこともあります。このようなときは、自分でチェックするのはリスクがあるため、業者などに頼みましょう。

 

保険会社に連絡する

被害の状況がわかると、保険会社に連絡します。

連絡するときは、手元に保険証書を準備し、証券番号、契約者の名前、事故の場所や日時、事故の状況や要因、被害の程度、連絡先などを伝えます。

保険会社によっては、ホームページ上で入力するフォームが準備されていることもあります。

 

修理業者に問い合わせる

エコキュートの修理業者に問い合わせます。修理業者に頼んで、被害が発生した箇所の修理費用の見積もりを入手します。

このときは、被害の調査報告書、修理費用の見積書を作ってもらいましょう。

 

申請書類を作る

申請書類を保険会社から取り寄せて作ります。書類の項目に従って、必要な内容を書きましょう。

提出するときは、修理業者から入手した被害の調査報告書、修理費用の見積書にプラスして、被害の証拠になる写真を添えます。

 

現地調査に立ち合って被害の状況を説明する

保険会社からの指摘事項が、場合によってはあります。書類のミスなどがあったときは、正しく指示に従って修正して再度提出します。

現地調査が必要なときは、立ち合って被害の状況を保険会社に説明します。火災保険を申請するときは、保険会社が決めたフォーマットに従って被害の状況を細かく書いて、証拠になる写真を送ります。

火災保険の申請は、保険会社に被害が発生したことを伝えるのみでは終わりません。ミスのない書類を申請した後も、審査によっては、被害の状況の説明や現地調査への立ち合いが必要になることもあります。

 

エコキュートの修理を頼む

無事に保険金を受け取ると、見積もりを頼んだ業者に修理を頼みましょう。

 

火災保険の申請で注意すること

ここでは、火災保険の申請で注意することについてご紹介します。

火災保険の補償対象の被害

火災保険の補償対象の被害としては、次のようなものがあります。

火災(失火・放火・もらい火などで住宅が燃えた)
落雷(雷災)(落雷で家財・建物が損傷を受けた)
破裂・爆発(ガス漏れなどによる爆発・破裂、ガスによる引火で燃えた)
風災・雹災・雪災(住宅の屋根などが強風・雹・大雪で破損した)
水災(ゲリラ豪雨・台風などによる洪水、土砂崩れの被害があった)
水濡れ(雨漏りなどで家財・建物が濡れた)
破損・汚損(不測かつ突発的な事故で、被害が建物・家財にあった)

なお、洪水・水濡れ・盗難などによる被害も、住宅総合保険などのプランを選ぶと対象になります。また、火災保険は、盗難や突発的な事故も補償対象になります。

なお、補償対象は、契約しているプランや保険会社によって違います。補償対象については、保管している保険証書・約款をチェックしましょう。

 

火災保険の申請は被害が発生してから3年以上経つとできない

火災保険は、被害が発生してから3年間以上経つと給付金が請求できない時効(請求期限)があります。しかし、 3年以内の火災・自然災害・事故による突発的な経年劣化ではない被害のときは、補償対象になります。

そのため、被害が発生してから3年以内のときは、住宅の補修費用としての保険金が遡って請求できます。過去3年以内のときは、違う被災日の保険金も一緒に請求できますが、忘れることがあるため、被害が発生すればすぐに申請しましょう。

なお、自然災害・事故による損害、過去に発生した損害は補償対象にならないのではないかと思うかもしれないため、火災保険の正しい知識を把握しておきましょう。

火災保険は、何度でも申請することができ、保険料は同じです。保険の契約期間内のときは、何回でも火災保険の保険金が請求できるだけでなく、保険料が高くなることはありません。

自動車保険と違って、等級制度がなく、保険料が個別に高くならないため、保険金が請求できる被害を申請しないと、保険料の支払いが無駄になります。

なお、火災保険は、補償内容の見直し、選択・契約期間の途中解約が自由にできます。また、別の商品と火災保険のセットの販売は、保険業法で禁じられています。

例えば、住宅の賃貸や購入のときに、特定の火災保険商品をハウスメーカーや金融機関からすすめられても、自由にプラン内容や火災保険を選んでも問題ありません。

 

火災保険の保険金は自由に使える

火災保険の保険金は、エコキュートを修理するために使わなくても問題ありません。火災保険の契約には保険金の使い方が盛り込まれていないため、例えば、学費や旅行、住宅リフォーム、住宅ローンなどに、自由に保険金を使うことができます。

しかし、一旦申請した被害の個所を修理しないで、再度保険付金を申請することはできません。支払われた保険金は、被害の箇所の修理に当てましょう。

 

保険金を受け取るためには正しく申請する

火災保険は、申請方法をミスすると保険金が請求できないことがあります。保険会社は、保険業を営利目的で営んでいます。

補償対象ではないと判断した被害は、保険会社が支払う必要がないものであるため、審査に受かりません。

本来であれば補償対象になる被害でも、経年劣化と判断される申請内容であれば、審査に受からなくて保険金が支給されないことがあります。

被害が保険金が請求できる適正なものであると証明するためには、請求するためのコツを把握しておく必要があります。

保険会社とやり取りする火災保険の申請のときは、知識面で申請する側が劣ってしまいます。基本的な事項のみを把握しておき、適正な保険金が請求できるコツを知り尽くした火災保険の申請サポートなどを利用するのもおすすめです。

 

火災保険を申請するときの必要書類

火災保険を申請するときの必要書類としては、次のようなものがあります。

保険証書

保険証書は、保険会社と契約したときに交付されるものです。火災保険を申請するときには必要ないこともありますが、特約や補償内容をチェックするために必要です。

 

保険金請求書

保険金請求書は、保険会社が発行するもので 、保険金を申請するための必要書類です。フォーマットが保険会社によって違うため、契約している保険会社から入手する必要があります。

 

事故状況説明書

事故状況説明書は、火災保険の契約者が書く必要があるものです。細かく、被災日やどのような被害が発生したか、被害箇所の状況などを書く必要があります。

事故状況説明書は、契約している保険会社に送ってもらいます。

 

修繕見積もり書

修繕見積もり書は、火災保険の保険金を決めるために、保険会社に修繕にかかる費用を知らせるものです。一般的に、修理業者から修繕見積もりを入手します。

 

損害明細書

損害明細書は、火災保険のプロが作った事故状況説明書です。見積もり書を頼んだ修理業者が作ります。
損害明細書は、契約している保険会社に送ってもらいます。

 

罹災証明書

罹災証明書は、規模の大きな台風や地震、津波、洪水などの自然災害の被害に遭ったときに消防署が発行するもので、被災状況(罹災状況)について詳細に書かれたものです。

 

被害箇所の写真

被害箇所の写真は、見積もりを作ってくれる修理業者が準備してくれます。事故状況証明書と被害箇所の写真は、一緒に提出する必要があります。

被害状況を詳細に説明するために、複数の写真を準備するのがおすすめです。

 

建物登記簿本

建物登記簿本は、自然災害以外の被害のときに必要なものです。また、契約者自身が火災保険を申請する必要があり、火災保険の契約者名と被害が発生した建物の持主が同じかをチェックするためにも必要です。

必要になることがあるその他の書類としては、次のようなものがあります。

 

委任状

委任状は、火災保険を一定の条件をクリアした契約者ではない人が申請するときに必要なものです。また、保険会社が決めた委任状が必要になります。

 

印鑑証明書

印鑑証明書は、請求する保険金が1000万円をオーバーするときに必要なものです。

 

エコキュートの故障と寿命:修理と交換の費用はどれくらいかかるの?徹底解説!

 

人気のエコキュートメーカーとその評判

ここでは、人気のエコキュートメーカーとその評判についてご紹介します。

エコキュートは、いろいろなメーカーが販売しています。それぞれのメーカーに特徴がありますが、特に三菱は高い人気があるため、興味がある方も多くいるでしょう。

ここでは、三菱のエコキュートの人気の理由と特徴についてご紹介します。

 

三菱のエコキュートの人気の理由

ここでは、口コミから三菱のエコキュートの人気の理由についてご紹介します。

バランスが機能的にいい

洗浄性も含めてバランスが機能的にいい三菱のエコキュートに決めました。無線LANアダプターのオプションを一緒に設置したこともありますが、給湯設定や状況確認がアプリでできること、親切な機能が充実していること、給湯圧のアップなど、機能の進化を体感しています。

高水圧タイプで水圧がアップ

9年間使ったエコキュートが壊れたので三菱のエコキュートに交換しました。高水圧にすると、水道水の圧力と同じくらいになるのだと思いました。水圧がアップして本当に良かったです。きれいな操作パネルで見やすいです。

お風呂が毎日楽しみ

頻繫にエラーコードが表示されるようになったので、三菱のエコキュートに交換しました。最新タイプは、学習能力があるなどすごいですね。

自宅では子どもたちも大きくなり、入浴する時間がそれぞれ違うため、シャワーだけで済む日とか、追いだきの多い日とか、いろいろなケースがあり、節水節電が気になっていたため、最新タイプのエコキュートに交換して良かったです。

非常に水圧が高くなったのに驚きました。お風呂が毎日楽しみになりました。

 

三菱のエコキュートの特徴

ここでは、三菱のエコキュートの特徴についてご紹介します。なお、機種によっては搭載されていないものもあるため、交換するときは必ずチェックしてください。

バブルおそうじ

追いだき配管は、毎日の入浴で汚れが付きます。バブルおそうじは、この汚れを自動洗浄してくれる便利なものです。

使い方は非常に簡単で、浴槽の栓を抜くのみでバブル洗浄が自動的に始まります。約0.1ミリのマイクロバブルの性質は、汚れを吸着するものがあります。

この性質を利用して、洗浄剤を使わないで追いだき配管の自動洗浄ができます。三菱のエコキュートは、バブルおそうじが搭載されているため、きれいな状態のお湯をいつでも楽しむことができます。

 

ホットあわー

ホットあわーは、スイッチを押すのみで、普通の泡の約1/1000のマイクロバブルが発生するものです。細かな全身を包み込む泡は、潤いを肌にプラスしてくれます。

また、湯冷めがしにくいため、美容に対する高い意識がある方のみでなく、高齢の方や小さい子供さんがいるときにも選ばれています。

オプション品が必要ですが、よりバスタイムを充実したいときにはおすすめです。なお、浴槽によっては工事ができないことがあるため、前もってチェックが必要です。

 

ホットりたーん

ホットりたーんは、沸き上げのエネルギーを節約するために残り湯の熱を回収するものです。別のエコキュートでは捨てていた残り湯の熱を利用して、お湯をより効率良く沸かします。

また、バブルおそうじが搭載されているエコキュートは、熱交換器も洗浄するため、熱回収率が下がりにくくなっています。

 

ハイパワー給湯

三菱のエコキュートは、水圧が高いという多くの口コミがあります。というのは、三菱のエコキュートはハイパワー給湯であるためです。

減圧弁の圧力が290kPaくらいと高く、従来の180kPaくらいの水圧と比較すると、お湯の量が1.3倍くらいになっています。

薄型タイプのエコキュートの減圧弁の圧力も、280kPaであり、角型タイプと同じような高さです。また、ハイパワー給湯であれば、3階の浴室でも1分間に約13Lのお湯が出ます。

お湯を同時に2ヶ所で使ってもほとんど水圧が変わることがなく、快適に使えるでしょう。

 

キラリユキープ

三菱のエコキュートは、キラリユキープという菌の繁殖やぬめりの発生を抑えるものが搭載された機種があります。

深紫外線を配管内のお湯に照射することによって、菌の繁殖を抑えることができます。お湯をきれいに維持してくれるのみでなく、排水溝のぬめりも抑えるため、お手入れの手間も少なくなります。

 

お天気リンクAI

三菱のエコキュートは、相性が太陽光発電と抜群にいいものです。三菱HEMSシステムは、ネットワークでいろいろな電化製品を接続してコントロールするもので、エコキュートと太陽光発電との連携ができます。

これまでの太陽光発電量の実績と天気予報をベースに、効率良く必要な分のお湯を沸き上げることによって、費用を抑えるものです。

 

非常時のときも万全

三菱のエコキュートは、非常時のときも万全です。耐震クラスS対応の機種は、脚部に幅広の安定性があるタフレッグを採用しています。

また、災害や断水、停電などの非常時には、生活用水として貯湯タンクユニットの中のお湯や水を使うことができます。

例えば、貯湯タンクの容量が370Lのエコキュートであれば、2Lのペットボトルで185本分くらいのお湯や水が貯まっており、非常時のときでも問題ないでしょう。

非常用取水栓の操作そのものは、やけどに注意する必要がありますが、簡単です。白色で目立つため、夜間でも簡単にお湯や水が取り出せるでしょう。

 

その他のメーカーのエコキュート

ここでは、その他のメーカーのエコキュートの特徴についてご紹介します。

パナソニックのエコキュート

パナソニックは、エコキュートのトップクラスの販売シェアです。特に、新築や規模の大きなリフォームでオール電化を採用するときには、パナソニックのエコキュートが設置されている感じです。

パナソニックのエコキュートは、豊富にラインナップがあることが特徴です。同じタイプ、同じサイズのエコキュートでもいくつかの種類があり、高級仕様のZEH対応モデルから低価格のモデルまでの細かなニーズにも対応していることがメリットでしょう。

新しいモデルの特徴は、高圧力タイプの水圧が約1.2倍にアップしていることです。ウルトラ高圧という名称で、従来よりもシャワーの勢いが強くなりました。

うっかりアシストは、浴槽の栓を閉め忘れてお風呂の湯はりをしたときに、センサーが検知して従来品よりも早く閉め忘れをリモコンやアプリで知らせるものです。

浴室への入室を検知して湯温を自動で調整するエコナビ、お風呂の残り湯の熱を回収し、次の日のお風呂の湯はりに利用するぬくもりチャージ、太陽光発電と連携する機能なども搭載されています。

また、パナソニックは床暖房対応タイプのエコキュートを販売しています。電気の温水式の床暖房を検討しているときは、パナソニックのエコキュートがおすすめです。

 

ダイキン

ダイキンのエコキュートは、特に関西で根強い人気があるイメージです。ダイキンのエコキュートは、別メーカーと比較してあまり突出した部分はなく、無難な冒険しない性能というようなイメージです。

しかし、シャワーの水圧、ウルトラファインバブル入浴機能、お湯の除菌機能、太陽光発電とスマホアプリとの連携機能などの便利な機能が揃っているため、交換の候補としてはおすすめでしょう。

なお、ダイキンは修理のときの対応がいいため、おすすめでしょう。

 

コロナ

コロナは、世界で最初にエコキュートを販売したメーカーです。コロナのプレミアムエコキュートは、目玉商品で、お湯を効率良く「つくる」「ためる」「使う」という技術を融合させたES制御が搭載されています。

エコキュートのパイオニアとして、省エネにとことんこだわっています。また、高温さし湯のロックや湯上りタイマーなども搭載されており、高齢の方や小さい子供さんがいる家庭でも安心して使える便利な機能が搭載されています。

 

日立

日立のエコキュートの特徴は、水道直圧給湯です。別のメーカーのエコキュートは貯湯タンクユニットの中のお湯を水道水と混合して出湯しますが、日立のエコキュートは内部構造がオリジナルのものになっており、ガス給湯器と同様に直接水道水を温めて出湯します。

水圧も別のメーカーのエコキュートと比較して最も高く、給湯栓からのお湯が直接飲用できるのも日立のみです。このオンリーワンさがメリットでしょう。

 

東芝

東芝のエコキュートは、最大の売りが余計な機能が付いていないシンプルさです。シンプルな作りで壊れにくく、長持ちすることが、最大の特徴です。

別のメーカーの本体の無償保証期間は1年間~2年間ですが、東芝のエコキュートは5年間になっています。このように無償保証期間が長いのは、エコキュートの寿命に自信があるためでしょう。

エコキュートを交換するときは寿命が心配になるでしょうが、東芝のエコキュートは無償保証期間が長いためにおすすめでしょう。

エコキュートの故障と寿命:修理と交換の費用はどれくらいかかるの?徹底解説!

 

まとめ

ここでは、エコキュートが故障する主な理由、エコキュートの故障時のよくある症状と対処法についてご紹介しました。

エコキュートが故障する主な理由としては、初期故障、偶発故障、摩耗故障があります。

エコキュートの故障が発生したときは、速やかにメーカーあるいは業者に相談しましょう。


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