電気代節約・削減/オール電化編

2020年7月28日

みずほ住設でエコキュート交換工事をご依頼頂いているお客様の中でもオール電化住宅のお客様が多くいらっしゃっております。
このページを見て頂いていてエコキュート交換工事をご検討中のお客様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

ご存知ない方のためにご案内させて頂きますが、調理や給湯などの設備にガスや石油を一切使わず日常生活で必要なすべての機器のエネルギーを電気で賄う住宅がオール電化住宅になります。
火を使わない安全かつクリーンな住宅として約20年前から普及が進んでいますが、気になるのは電気代ではないでしょうか。

エネルギーを電気に一本化しているため高額になるのは仕方のないことですが、うまく節約したいというのがお客様が考えられる事ではないでしょうか。
少しでもお悩みを解消するためにオール電化住宅での電気代の節約方法をご案内させて頂きます。

節約ポイント

料金プラン

電力会社にはオール電化住宅向けの料金プランがございます。
基本的なには夜間や土日祝日など電気の需要が少ない時間帯の料金が割安になり、需要の多い昼間の時間帯は高額になるというものが多い傾向がございます。

たとえば大手東京電力のプランでは1kWh当たりの料金が午前6時から深夜1時までは約26円、深夜1時から午前6時までは約18円となっています。
お得な夜間を利用して電気給湯器で一日分のお湯を沸かしたり、蓄熱暖房機に熱を貯めたりすることで電気料金を抑えることが可能になるのわかりますね。

割安になる料金区分はプランによって異なりますので、各電力会社のサイトやパンフレットを見て内容を確認して家族の生活スタイルにあうプランを選んでいきましょう。

使い方の工夫

日常的に使う家電や電化設備の使い方をちょっと工夫するだけでも電気代を抑えることは可能になります。
給湯設備の沸き上げ設定を変えて省エネ設定にしたり、電気調理器で使う鍋をきちんと選んで効率化をはかることができます。

ひとつひとつは小さなことですが継続すれば大きな節約に繋がります。
小さな設定を積み上げることで大事な節約効果ができますので、その点を追求していく必要がございます。

電気使用時間帯を変更

オール電化住宅向けのプランでは基本的に夜間の電気料金が安くなる事は上述させて頂きました。
電気給湯器や蓄熱暖房機は自動的に夜間に作動してお湯や熱を溜めるようになっていますが、問題はそれ以外の電気機器になります。

割高な昼間の時間帯をなるべく避けて使用するにはタイマー機能を使うと非常に便利です。食洗機や洗濯機はあらかじめ食器や洗濯物を入れておき、夜間に洗うように設定することも節約につながります。

炊飯器やホームベーカリーも寝る前にタイマーをセットすれば効率よく朝食の準備が可能になります。
タイマーを使って作動のタイミングを昼間から夜間にずらして年間の電気代を約2万円も節約できている方もいらっしゃいますので、数年積み上げたらかなりの金額が変わってくるのはイメージつきやすいですよね?

家電やオール電化設備の使い方

給湯設備

エコキュートやネオキュートは現在の電気給湯設備のメインになってきております。
節電をする上で重要なポイントとなるのが、貯湯タンク内のお湯の沸き上げ温度と量の設定になります。

1日の使用湯量が少ないのに沸き上げ温度を高めで沸き上げ量が多めというに設定するとせっかく作ったお湯が余ってしまう恐れがございます。
逆に使用湯量が多いのに脇上げ温度を低めで沸き上げ量を少なめに設定するとお湯切れを起こして、電気代が高い日中にお湯を沸き増しすることになるので注意が必要です。

このような事態を避けるためにも、ご家庭の使用状況に合わせた設定が必要です。
ほとんどの給湯設備には節約モードやおまかせモードという省エネ設定があるので、有効に活用しましょう。

お風呂の残り湯を温める時は追いだきよりも高温たし湯の方が節電効果があります。
旅行などで数日間お湯を使わない場合は、不在日数だけ沸き上げ設定を休止にしておくとお湯が無駄になりません。

調理設備

電気調理設備では鍋選びがポイントになります。
対応している鍋でも重さや形によっては火力が弱くなり、調理に余計な時間がかかる場合がございます。

オールメタル対応のIHクッキングヒーターではすべての金属鍋が使えますが、アルミや銅の鍋はやはり火力が弱くなる可能性がございます。
なるべく鉄やステンレスの鍋を選びぶということも大事になります。

電気調理設備に限ったことではありませんが、短い時間で調理できる圧力鍋や
水を入れない無水鍋はかなり効果的な省エネアイテムになります。
使う頻度が高いものになるので料理にうまく活用していくことで節約効果も期待しましょう。

暖房設備

電気暖房の主役ともいえるエアコンはサーキュレーターで暖気を循環させると効率よく部屋が温まり電気の節約に効果的です。
フィルターが汚れて目詰まりすると余計な電力を使うので、2週間に一度は掃除機でホコリを吸い取る事を意識づけましょう。

夜間にためた熱で室内を温める畜熱暖房機は熱切れを起こすと日中に追い炊きしてしまうため、適切な蓄熱量を設定することが重要になります。
ファンは必要な時だけ回して無駄な熱の放出を避けるのもポイントです。

温水を各部屋に循環させる電気温水暖房機は非蓄熱式のため、夜間の安い電力を利用することができないのです。
電気代が気になる場合は日中の電気代が安くなる料金プランも視野に入れて検討した方が良いでしょう。

太陽光発電

もし一戸建てのオール電化住宅にお住まいならば、太陽光発電の導入という節電対策を選ぶこともできます。
太陽光発電とは自宅の屋根にパネルを設置して太陽の光を電気に変える発電システムでございます。

太陽が出ている時間帯は電気代が高い日中に使用する電力を太陽光発電で補うことができます。
家庭用蓄電池も併せて導入すれば日中に作った電力を溜めて夜間に使うこともできるので、24時間すべての電力を賄うことも可能です。

初期費用は安くても100万以上と高額ですが余った電力は売ることもできますし、約10年で元が取れるデータもございますので長い目で見ると優秀な節電対策になるのではないでしょうか。
上記で様々な節電方法をご案内させて頂きましたがいかがでしょうか。

オール電化住宅にお住まいの方や現在検討中の方は是非参考にして家計に優しい節電を検討してみて頂けますと幸いです、宜しくお願い致します。

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