クール・ネット東京の補助金をご検討の方へ
2026年3月3日

エコキュートの交換を検討している方の中には、クール・ネット東京の補助金を利用したいと思っている方も多くいるのではないでしょうか。
ここでは、クール・ネット東京とは?クール・ネット東京の補助金は2026年でも利用できるか?クール・ネット東京の補助金を利用してエコキュートを交換するときに注意すること、クール・ネット東京と別の補助金・助成金が併用できるか?クール・ネット東京の補助金に関するA&Qについてご紹介します。

●クール・ネット東京とは?
クール・ネット東京は、省エネ・脱炭素を目的とした東京都が実施する支援制度です。
いろいろな設備の導入に対する補助を行う中で、その対象にエコキュートもなっています。
ここでは、クール・ネット東京とは?についてご紹介します。
クール・ネット東京は、温室効果ガスの削減やエネルギー効率の向上を目的に東京都が運営している支援事業です。
東京都地球温暖化防止活動推進センターが窓口になり、いろいろな助成制度を住宅や事業所向けに展開しています。
太陽光発電や断熱改修、蓄電池なども対象になっており、エコキュートについての助成は、この中の「熱と電気の有効利用促進事業」になっています。
クール・ネット東京は、省エネ施策を複数まとめた枠組みで、単体の補助金ではないとイメージするといいでしょう。
なお、クール・ネット東京については、下記のサイトをチェックしてください。
https://www.tokyo-co2down.jp/
エコキュートの助成は、クール・ネット東京の「熱と電気の有効利用促進事業」という枠の中で実施されています。
クール・ネット東京の目的は、効率良く再生可能エネルギーが利用できる設備の普及であり、エコキュートもこの対象の1つです。
しかし、エコキュートを単に設置するといいということではなく、日中沸き上げ機能や太陽光発電との連携など、条件がいくつか設けられています。
そのため、エコキュートであれば補助金が必ず支給されると考えるのはリスクがあります。
クール・ネット東京の全体像を掴んだうえで、自宅の条件が対象になるかのチェックが大切です。

●クール・ネット東京の補助金は2026年でも利用できるか?
クール・ネット東京の補助金は、エコキュートを2026年に導入予定の人でも利用できます。
クール・ネット東京は、2026年だけの制度ではありません。
募集が毎年度ごとに行われるもので、条件をクリアしていると、エコキュートを2026年に導入予定の人も対象になります。
そのため、2026年であるためにクール・ネット東京が利用できないのではないかと心配することはありません。
しかし、対象になるかは、申請をどの年度の募集枠で行うかによって判断されます。
このことを誤解していると、申請の時期を逃してしまうことがあります。
まずは、クール・ネット東京の補助金は年度単位で募集されるものであることを把握しておきましょう。
クール・ネット東京の補助金は、受付期間が年度ごとに設定されています。
そのため、工事を2026年に行うと、2026年度の枠で自動的に申請ができるということではありません。
実際には、事前申込をしたときの年度枠が基準になり、審査がその年度の条件で行われます。
受付期間がオーバーすると、次の年度の募集を待つ必要があり、対象機種や条件が変わることもあります。
確実にクール・ネット東京の補助金を利用するためには、工事日程のみでなく、申請の時期も含めて考慮することが必要です。

●クール・ネット東京の補助金を利用してエコキュートを交換するときに注意すること
クール・ネット東京の補助金は、条件をクリアすると心強いものになりますが、設備要件や申請の流れを誤解したままで進めると対象にならないことがあります。
ここでは、クール・ネット東京の補助金を利用してエコキュートを交換するときに注意することについてご紹介します。
・事前申込が契約や工事の前に必要である
クール・ネット東京の補助金を利用してエコキュートを交換するときは、事前申込が契約や工事の前に必要です。
そのため、すでに契約を結んだり、工事が終わったりしてから申し込むと、基本的に対象になりません。
クール・ネット東京は、エコキュートの交換の前に条件をクリアしているかをチェックしたうえで進める必要があるため、順番をミスすると補助金が利用できません。
エコキュートの交換は費用が高額になるため、見積もりを入手した段階で「申込ができるか」をチェックし、日程を立案することが大切です。
・太陽光発電との連携でなければ対象にならないことがある
クール・ネット東京の補助金を利用してエコキュートを交換するときは、太陽光発電との連携でなければ対象にならないことがあります。
具体的には、昼間の太陽光発電の余剰電力を利用してお湯を沸かすことが重要視されており、夜間だけ沸き上げるエコキュートは、基本的に対象になりません。
そのため、エコキュートであればどのような機種でも補助金が支給されると考えるのはリスクがあります。
太陽光発電の有無や選ぶ機種によって対象かどうかが違うため、条件を前もってチェックしないまま進めると、後からクール・ネット東京の補助金が利用できなかったと後悔するようになるでしょう。
・制度に詳しい業者に相談する
クール・ネット東京の補助金は、細かく設備条件や申請の流れが決まっており、要綱のみを読んで一般の人が正確に判断するのは容易ではありません。
判断をミスしやすい次のようなポイントなどが、多くあります。
この機種で問題ないか
太陽光発電がなくても対象になるか
申込の時期はいつが最適か
そのため、制度に詳しい業者に相談する方が、最終的にミスを防止しやすくなります。
条件チェックから手続きの流れまでを業者に相談することによって、安心してエクール・ネット東京の補助金を利用してエコキュートを交換することができるでしょう。

●クール・ネット東京と別の補助金・助成金が併用できるか?
エコキュートの交換費用をできるだけ抑えたいときは、クール・ネット東京と別の補助金・助成金が併用できるか?ということで悩むのではないでしょうか。
ここでは、クール・ネット東京と別の補助金・助成金が併用できるか?についてご紹介します。
・「給湯省エネ2026事業」とは併用できる
クール・ネット東京の補助金と国の「給湯省エネ2026事業」の補助金は、条件をクリアすると併用ができます。
「給湯省エネ2026事業」は、効率の高い給湯器の普及が目的の制度で、対象にエコキュートも含まれています。
クール・ネット東京の補助金と国の「給湯省エネ2026事業」の補助金を組み合わせることによって、非常に自己負担が少なくなることがあります。
条件をクリアすると、1台あたりの補助金は、クール・ネット東京が最大22万円、「給湯省エネ2026事業」が最大10万円支給されるため、トータルで最大32万円になります。
なお、補助金のトータル額がエコキュートの工事費用を上回ることができないなど、ルールが細かく決められています。
そのため、「併用できるために安心である」と思うのではなく、補助金額の上限や申請方法などを含めて前もってチェックしましょう。
なお、国の「給湯省エネ2026事業」については、次のサイトをチェックしてください。
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/kyutokidonyu/kyutodonyuhojo2025.html
・「東京ゼロエミポイント」とは併用できない
東京都の「東京ゼロエミポイント」は、省エネ家電などの導入を支援するものですが、クール・ネット東京とは併用できません。
「東京ゼロエミポイント」とクール・ネット東京は、東京都の同じような制度ですが、目的などが違っています。
そのため、同じ設備に対して支援を二重に受けることは認められていません。
太陽光発電がないなどのためにクール・ネット東京の補助金の対象にならないときは、「東京ゼロエミポイント」を利用するというように使い分けする方が現実的です。
自分の条件にどちらが適しているかを判断することが大切です。
なお、「東京ゼロエミポイント」については、次のサイトをチェックしてください。
https://www.tz-points.jp/
・都内のそれぞれの自治体の補助金との併用
東京都内の自治体の中には、省エネ設備やエコキュートに対する補助金制度を独自に設けているところもあります。
このような自治体の補助金制度は、東京都のクール・ネット東京や国の「給湯省エネ2026事業」の補助金と併用できることがあります。
しかし、自治体によって、併用の可否や申請条件などが大きく違っています。
そのため、「併用可」となっていても、細かく対象設備の条件や申請の順番などが決まっていることも多くあります。
最大限エコキュートの補助金を利用するためには、国、東京都、自治体の制度を十分にチェックし、組み合わせを検討することが大切です。

●クール・ネット東京の補助金に関するA&Q
クール・ネット東京の補助金は、少し条件や申請の流れが複雑であるため、迷うのではないでしょうか。
ここでは、クール・ネット東京の補助金に関するA&Qについてご紹介します。
Q:太陽光発電は後付けしたときでも対象になるか?
A:条件をクリアすると、太陽光発電を後付けしたときでも対象になることがあります。
クール・ネット東京の補助金では、太陽光発電の電力を利用して昼間にお湯を沸かす仕組みが重要視されています。
そのため、太陽光発電をすでに導入している必要があるということではありません。
エコキュートの交換の後から太陽光発電を導入するときでも、要件をクリアすると対象になることがあります。
なお、太陽光発電を先に導入するか、エコキュートの交換の後から導入するかなど、対象になるかどうかが進め方によって変わることがあるために注意しましょう。
後から「対象外であった」とならないように、必ず前もってチェックしましょう。
Q:賃貸住宅でも利用できるか?
A:原則として、クール・ネット東京の補助金は、入居者自身が対象になるものではありません。
クール・ネット東京の補助金は、住宅のオーナー(所有者)が対象になるもので、登録業者を通じて実際の申請手続きが行われます。
そのため、基本的に、賃貸住宅に住んでいる人はエコキュートを自分の判断で交換し、補助金を申請することができません。
しかし、住宅のオーナーが対象になって、設備として登録業者を通じて申請する形でエコキュートを交換するときは、条件をクリアすると対象になることがあります。
賃貸住宅のときは、適用可否が複雑な判断になるため、前もってチェックする必要があります。
Q:工事はいつまでに完了する必要があるか?
A:申請する年度の要綱によって、工事の完了の期限が決まっています。
基本的に、事前申込を行った年度のスケジュールに従って、工事を指定された期限までに完了し、必要な書類を提出することが必要です。
この期限をオーバーすると、原則として補助金の対象にならないために注意する必要があります。
「工事をいつまでに完了する必要があるか」を把握しないで進めると、工事が完了しているにも関わらず補助金が支給されないということにもなりかねません。
そのため、申請するときにスケジュールをチェックしておくことが大切です。
Q:制度の内容が途中で変わるとどうなるか?
A:原則として、補助金の審査は申請時点の要件をベースに行われます。
そのため、事前申込が受理されたときにクリアしている条件に基づいて、基本的に判断されます。
しかし、制度の内容が申請前の段階で変わったときは、新しいルールが適用されます。
条件や対象機種などが変わることもあるため、最新の情報をチェックする必要があります。
Q:補助金制度を併用するとどの程度安くなるか?
A:条件をクリアすると、1台あたりクール・ネット東京が最大22万円、「給湯省エネ2026事業」が最大10万円の補助金が支給されるため、トータルで最大32万円の補助金になることがあります。
そのため、エコキュートの交換費用が非常に安くなります。
しかし、全ての人に満額が必ず支給されるということではありません。
補助金額は、エコキュートの性能や太陽光発電との連携条件などによって違います。
また、補助金のトータル額が工事費用を上回ることができないなどのルールもあります。
正確な補助金額を把握するためには、個別に条件を整理したうえで試算しましょう。

●まとめ
クール・ネット東京の補助金は、正しく条件や申請時期を押さえると、エコキュートを2026年に交換する方にとって心強い支援になります。
しかし、事前申込や太陽光発電との連携など、見逃しやすいことも多くあります。
条件を早めにチェックすることによって、後悔のないエコキュートの交換ができるでしょう。
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