エコキュート買い替えの費用は?買い替え時の3つの落とし穴についても解説

2023年3月27日

エコキュート買い替えの3つの落とし穴を知りたい方へ

エコキュートは、エコな電気給湯器です。エコキュートは、ヒートポンプの技術を採用してお湯を沸かすことによって、光熱費が低減でき、環境に対しても優しいということで人気になっています。

しかし、エコキュートに買い替えするときは落とし穴があります。

エコキュートに買い替えしてから後悔しないように、落とし穴について十分に把握しておきましょう。ここでは、エコキュート買い替えの3つの落とし穴を知りたい方へ、エコキュート買い替えの3つの落とし穴、エコキュート買い替えのメリット、エコキュート買い替えのポイントについてご紹介します。

エコキュート買い替えの3つの落とし穴

ここでは、エコキュート買い替えの3つの落とし穴についてご紹介します。

イニシャルコストが高い

エコキュート買い替えの3つの落とし穴を知りたい方へ

 

エコキュート買い替えの費用としては、本体価格だけでなく工事費用がかかります。エコキュート買い替えの費用は、本体価格が機種によって違いますが、家電量販店の大手などでは工事費用込みで39万円~53万円くらいが多くあるようです。

ガス給湯器であれば20万円くらいで買い替えができますが、エコキュート買い替えの費用は結構高いといえるでしょう。

エコキュートのメリットはランニングコストが安いことですが、ガス給湯器のイニシャルコストとの差額を回収することができるのでしょうか?

エコキュートは、お湯を多く使うほどランニングコストがお得になります。そのため、家族数が少なくてあまりお湯を使わない家庭は、イニシャルコストの差額を回収するために年数が相当かかります。

しかし、家族数が多くてお湯を多く使う家庭であれば、差額を割合早い年数で回収することができるでしょう。

 

お湯の量を管理する必要がある

ガス給湯器は、使う分のお湯を使うときに沸かします。一方、エコキュートは、1日分のお湯を前もって沸かして、貯湯タンクユニットに貯めておくものです。

そのため、お湯をすぐに沸かすことができません。お湯を使うときは、貯湯タンクユニットに貯めておいたお湯と水を混合して、お風呂の湯はりを行なったり、台所などにお湯を出したりします。

エコキュートは、貯湯タンクユニットに貯まっているお湯を使ってしまうと湯切れが発生して、お湯が出なくなります。そうすると、お湯を沸かすまでに時間がかかります。

しかし、実際には学習機能がエコキュートには付いており、沸かすお湯の量を普段の使用湯量を学習して調整してくれます。

使用湯量が急な来客などで多くなりそうなときは、前もって設定を着替えておいて、普段よりもお湯を多く沸かしておくと湯切れを防止することができます。

 

夜間に運転音が発生する

エコキュートは、エアコンの室外機のような外観のヒートポンプユニットがあります。ヒートポンプユニットの運転音は40デシベルくらいで、音の大きさは静かな図書館や人のささやき声と同じくらいです。

一方、エアコンの室外機の運転音が50デシベルくらいであることを考慮すると、ヒートポンプユニットの運転音はそれほど大きなものでもなさそうに感じるでしょう。

しかし、ヒートポンプユニットは、運転する時間が問題になることがあります。エコキュートのランニングコストが安いのは、電気料金が割合安い夜間電力を使うためです。

ヒートポンプユニットが運転するのは夜間になるため、設置場所については近隣への騒音トラブルに配慮する必要があるでしょう。

そのため、ヒートポンプユニットの設置場所が限定されるときは、防振ゴムや防音シートなどを使って騒音対策も一緒に検討しましょう。

 

エコキュート買い替えその他の落とし穴

その他のエコキュート買い替えの落とし穴としては、次のようなものがあります。

一定の設置スペースを確保する必要がある

エコキュートを使うときは、次のようなユニットを設置する必要があります。沸かしたお湯を貯めておく貯湯タンクユニット、大気中の熱エネルギーを利用してお湯を沸かすヒートポンプユニット、エコキュートは1日に使うためのお湯を貯めておく貯湯タンクユニットが必要です。

貯湯タンクユニットは、設置スペースがそれなりに必要になります。例えば、エコキュートの貯湯タンクの容量が370Lのサイズは、次のようになります。

貯湯タンクユニットのサイズは高さが1810mm、幅が600mm、奥行きが680mm
ヒートポンプユニットのサイズは高さが672mm、幅が799mm、高さが299mm

なお、ヒートポンプユニットの設置スペースとしては、正面が600㎜以上くらい必要になります。エコキュートの貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットのサイズにプラスして、スペースがある程度余裕がなければ、エコキュートの設置が困難でしょう。そのため、エコキュートの設置スペースについては前もってチェックしておきましょう。

 

入浴剤が限定される

エコキュートは、使える入浴剤が限定されます。給湯栓を手動で開けてお風呂の湯はりを行う給湯専用タイプのエコキュートや自動でお風呂の湯はりができるオートタイプのエコキュートであれば、入浴剤が限定されません。

しかし、追いだき機能付きのフルオートタイプのエコキュートは、入浴剤が配管やポンプに溜まってトラブルが発生することがあるため、使える入浴剤が限定されます。

エコキュートで使える入浴剤もあります。使える入浴剤は、メーカーによって違っているため、エコキュートの取扱説明書をチェックしてください。

 

飲用することができない

エコキュートのほとんどのメーカーは、貯湯タンクユニットに貯まっているお湯や水が飲用できないとしています。

しかし、エコキュートのお湯や水が衛生的に問題があるということではありません。飲用に適さない理由は、貯湯タンクユニットに貯まっているお湯が、一般的に飲用できる水質の基準に入っていないということです。

エコキュートのお湯や水をどうしても飲用したいときは、一旦煮沸しましょう。また、そのためには定期的な貯湯タンクの水抜きが必要です。

 

エコキュート買い替えの3つの落とし穴を知りたい方へ

 

エコキュート買い替えのメリット

エコキュートは、先にご紹介したような買い替えの落とし穴があります。しかし、エコキュートは買い替えのメリットもあります。ここでは、エコキュート買い替えのメリットについてご紹介します。

光熱費が低減できる

給湯にかかる光熱費は、エコキュートの使用頻度やそれぞれの家庭で契約している電気料金のプランによって違います。例えば、中国電力エリアのときは、パナソニックのホームページによると、エコキュートの年間のランニングコストが22,800円くらいになっています。

このランニングコストは、都市ガスのガス給湯器のランニングコストの25%くらいです。そのため、光熱費は、ガス給湯器からエコキュートに交換すると1/4くらいになります。

光熱費がエコキュートで安くなるのは、夜間電力を使うためです。夜間の電気料金が安いプランを使って、お湯を安い夜間の時間帯に沸かします。

電気を効率良く使うことによって、光熱費が低減できます。しかし、夜間の電気料金が安いプランは、昼間の電気料金が高くなります。

そのため、昼間に在宅することが多くて良く電気を使う家庭のときは、プランを変えることによってかえって電気代が高くなることもあるために注意しましょう。電気を1日のどの時間帯によく使うかを、十分にチェックしておきましょう。

 

二酸化炭素が排出しないために環境に対して優しい

エコキュートは、ヒートポンプの技術によってお湯を沸かします。ヒートポンプの技術は、大気中の熱エネルギーを利用するもので、エアコンや冷蔵庫などでも採用されているものです。

太陽からの熱エネルギーが、大気中には溜まっています。エコキュートのヒートポンプユニットは、この熱エネルギーを利用してお湯を沸かします。

エコキュートは、大気中の熱エネルギーを利用するため、ガスや灯油などの燃料を使いません。エコキュートはガスや灯油などを燃焼しないため、二酸化炭素を排出しなくて環境に対しても優しいものです。

さらに、エコキュートは、使う電力も少なくなります。一方、電気温水器は多くの電力を使います。エコキュートは大気中の熱エネルギーを利用するため、電気温水器の3分の1くらいの電力でお湯を沸かすことができます。

エコキュートがエコといわれているのは、二酸化炭素を排出しなくあまり電気も使わないためです。

 

貯湯タンクユニットの中のお湯や水が非常時に使える

非常時でも、エコキュートは役に立ちます。というのは、エコキュートの貯湯タンクユニットの中のお湯や水が非常時でも使えるためです。

シャワーや給湯栓を使うことができませんが、貯湯タンクユニットの非常用取水栓からお湯や水を取り出すことができます。

なお、お湯や水は飲用には適していませんが、生活用水として使えるため、災害が発生したときには非常にメリットになるでしょう。

また、停電が発生したときには、電気が必要なお風呂の湯はりや追いだきなどは使えませんが、貯湯タンクユニットの中のお湯や水は使うことができます。

 

災害が発生したときは電気の方がガスより早く復旧する

ライフラインが災害で止まったときは、電気の方がガスよりも早く復旧するとされています。例えば、阪神・淡路大震災のときは、7日後に電気が復旧しましたが、都市ガスは84日間使えるようになるまでにかかりました。

また、ガス給湯器は都市ガスが復旧するまでにお湯をシャワーや給湯栓から出すことができませんが、お湯を電気で沸かすエコキュートであれば元の生活に割合早く戻れるでしょう。

エコキュートは、家計と環境に優しいのみでなく、災害が発生したときにも役に立つことがメリットです。

エコキュート買い替えの3つの落とし穴を知りたい方へ

 

エコキュート買い替えのポイント

エコキュートは、いろいろな貯湯タンクの容量や給湯タイプがあります。エコキュートを買い替えするときは、貯湯タンクの容量と給湯タイプをチェックしましょう。ここでは、エコキュート買い替えのポイントについてご紹介します。

エコキュートの貯湯タンクの容量

エコキュートの貯湯タンクの容量のメインは、次のようなものになっています。

家族数が3人~5人用の370L
家族数が4人~7人用の460L

これ以外のエコキュートの貯湯タンクの容量としては、小さめの180Lくらいや大型の500L~560Lもあります。エコキュートを選ぶときは、貯湯タンクの容量が最も大切です。

というのは、貯湯タンクの容量が1日に使うお湯の量に対して小さいときは、湯切れが多く発生することが多いためです。湯切れが発生すると沸き増しするようになり、電気代が高くなります。

一方、貯湯タンクの容量が大きすぎるときは、エコキュートの本体価格が高くなるために無駄になります。家族数が3人〜4人のときは、貯湯タンクの容量が370Lのエコキュートがちょうどいいとされています。

また、家族数が5人〜7人のときは、貯湯タンクの容量が460Lのエコキュートがおすすめです。家族数や普段の生活で使うお湯の量を考慮して、しっかりと貯湯タンクの容量を選びましょう。

 

エコキュートの給湯タイプ

エコキュートの給湯タイプとしては、給湯専用タイプ、オートタイプ、フルオートタイプがあります。

給湯専用タイプのエコキュートは、手動でお湯を出すシンプルなものです。お風呂の湯はりのときは、手動で給湯栓を開けてお湯を出す必要があります。

オートタイプのエコキュートは、お風呂の湯はりだけが自動で、設定した水位になると自動でお湯が止まります。

フルオートタイプのエコキュートは、お風呂の湯はり、足し湯、保温、追いだきが全て自動です。また、自動の保温機能があるため、お湯が冷めなくて適温のお風呂にいつでも入れます。ボタン一つで追いだきもできる、非常に便利なものです。

エコキュートの給湯タイプで選ぶのであれば、フルオートタイプがおすすめです。というのは、お風呂を常に適温に維持する便利な機能が搭載されているにも関わらず、本体価格がそれほどオートタイプのエコキュートと違わないためです。

エコキュート買い替え費用は、業者によって違います。エコキュート買い替えに興味があれば、まずは業者に相談してみましょう。

 

エコキュート買い替えの3つの落とし穴を知りたい方へ

 

まとめ

ここでは、エコキュート買い替えの3つの落とし穴を知りたい方へ、エコキュート買い替えの3つの落とし穴、エコキュート買い替えのメリット、エコキュート買い替えのポイントについてご紹介しました。

エコキュート買い替えの3つの落とし穴としては、次のようなものがあります。

イニシャルコストが高い
お湯の量を管理する必要がある
夜間に運転音が発生する

 

しかし、エコキュートは次のようなメリットがあるためにおすすめです。

光熱費が低減できる
二酸化炭素が排出しないために環境に対して優しい
貯湯タンクユニットの中のお湯や水が非常時に使える
災害が発生したときは電気の方がガスより早く復旧する

エコキュート買い替えするときは、業者に相談するのがおすすめです。

 

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