給湯器の選び方の教科書

2020年6月13日


家庭用給湯システムには非常に豊富な種類が存在しています。
マンションは設置スペース的な問題もありガス給湯器一択と考えてしまいがちです。

近年ではエコキュートもマンションタイプのものが登場しております。
賃貸用のお部屋でもオール電化物件が増えていることもあり、電気を利用した給湯器もマンション用のものが開発されています。

このような状況ではどの給湯システムを選べば良いかわかりませんよね?
マンションで現在ガス給湯器を利用しているけどエコキュートを設置したいというお問い合わせは少なくありません。

最適な給湯システムを選択する際に押さえておきたいポイントについてご紹介します。

熱源

まず給湯器ごとの熱源の違いはおさえておいた方が良いでしょう。ガス給湯器はガスを燃焼させることでお湯を沸かす給湯器ですし、エコキュートなどは電気でお湯を沸かす給湯器なので熱源が全く異なります。

給湯器の熱源は電気とガスと石油の3つに大きく分けることができます。

ガス

ガス給湯器は名称から分かるように、ガスを熱源としてお湯を沸かします。
高効率ガス給湯器エコジョーズの登場もあり、一般家庭で非常に高い人気があります。

ガス発電と給湯暖房機能を併せ持つエコウィルと家庭用燃料電池エネファームも登場しており、ガス給湯の弱点であるCO2の排出を抑えたものも登場しています。

電気

電気を利用する給湯システムは電気温水器やエコキュートが主流です。
エコキュートに関してはヒートポンプ技術によって大気中の熱を効率よく使用してお湯を作ることができるなど、他の給湯システムと比較して給湯コストを削減できることがメリットにです。

お湯を沸かすのに火を使わないことから、安全で環境に優しいというメリットもございます。オール電化住宅を選んだ場合はこのような給湯システムを選ぶこととなります。

石油

このタイプには、排熱を利用して熱効率を良くしたエコフィールがあります。
給湯器の分類は、そもそもの熱源が異なるのが最も大きな違いです。

オール電化住宅の場合は調理に使用するコンロなどをIHに入れ替え、家庭内で使用するエネルギー全てを電気にします。
この場合は必然的に給湯システムはエコキュートなり電気温水器なり、電気を利用してお湯を沸かすタイプを選びます。

ガスを使用することが無くなるためガス会社との契約が必要なくなり、基本料金などのガスの契約にかかるコスト全てを削減できます。
電気に統一して太陽光発電システムや蓄電池を利用すれば、電気の自給自足することもできるので大幅な光熱費削減が可能になります。

その他に導入している設備との連携も考えてどの熱源を使うかを考えると、自然と最適なものにたどり着くという形になっております。

給湯方式

熱源の違いだけでなく、給湯方式の違いにも注目しましょう。
給湯器は単純にお湯を沸かすだけの設備として考えている人が多く、蛇口を回すだけでお湯が出るのでこの部分に着目する方はあまりおりません。

給湯器には瞬間式と貯湯式の2つの給湯方式があり、それぞれがどういった物なのかを知っておかなければ導入後に失敗したと困ってしまうことになりかねません。

熱源の違いに関しては運用コストに関することですがこちらは使い勝手に関係しますので、それぞれの違いを掴んでおきましょう。

瞬間式

ガス給湯器このタイプです。
水栓を開けると同時にバーナーが着火し水を熱して瞬間的にお湯を作り出し供給するものです。

メリットは必要な時に必要なお湯を作り出すことができることで、ガスや石油を熱源とした給湯器は主にこのタイプです。

貯湯式

エコキュートがこのタイプです。
あらかじめタンクのお湯を作り置きしておき、水栓を開けるとタンクにあるお湯を供給します。

タンクを設置するスペースが必要になるということや貯め置きした以上のお湯を使った場合に一時的にお湯切れを起こしてしまう可能性があり、沸き増しの待ち時間が出る可能性があるというデメリットがございます。

深夜帯の電気代が安くなるプランなど選択して夜間にお湯を作るなどと言った運用方法ができますので、給湯コストを大幅に下げることもできるのです。
こちらのタイプは家族構成やライフスタイルに合わせたタンクの容量を選ぶ必要があります。

瞬間式はお湯が必要な時に必要な分だけ創り出すことができるというメリットがありますが、貯湯式のように使い方によって給湯コストを下げる事はできません。

貯湯式の場合はタンク容量選びを間違ってしまうとお湯切れを頻繁に起こしてしまうリスクがあるものの、きちんと適切なものを選択した場合には家計にかかる給湯コストを下げることができるという大きなメリットがございます。

この特徴の違いを良く頭に入れて、どういったタイプのものが良いか選択すると良いでしょう。

選ぶポイント

給湯器選びを進める時には、以下のような点に注意すると良いでしょう。

家族構成とライフスタイル

家族構成やご家庭のライフスタイルを考慮することが給湯器選びには重要です。
普段使用するお湯の量によっては機器による給湯コストの削減効果などは全く変わってしまいますので、絶対に無視してはいけないポイントになります。

例えば、さまざまな給湯器の中でも特に給湯コストを削減できると言われるエコキュートですが、男性の一人暮らしなど、普段ほとんどお湯を使わない…というご家庭であれば、導入コストを回収するのは難しいと思います。
まずは、ご家庭でどの程度お湯を使用しているのかを考えてみましょう。

他の設備との相性

給湯器の導入は給湯器単体で考えるのではなく、その他の設備との相性も考える必要があるでしょう。
太陽光発電システムと家庭用蓄電システムを導入しているご家庭で電気の自給自足を目指している方はガス給湯器を導入するのはもったいないのは想像できますね。

宅全体の導入設備との相性などを考慮して決めていくことがポイントとなります。

設置スペース

選択した設備によって必要になる設置スペースが全く異なります。
ガス給湯器などは小型化が進んでいて瞬間式の給湯システムなので、そこまで大きなスペースが必要ございません。

エコキュートで考えた場合はヒートポンプユニットに加えて、お湯を貯めておく貯湯タンクの設置も必要です。
エコキュートを導入したくてもスペース的な問題でどうしても設置できない場合もあるのです。

設置に適した場所と適さない場所の問題もありますので、まずは専門業者に相談することも検討しましょう。

能力やサイズ

給湯機は使い方によって最適な給湯能力やサイズが異なります。
ガス給湯器などであれば号数、エコキュートであれば貯湯タンクのタンク容量を考えなければいけません。

この部分を失敗してしまうと適切な熱源の給湯器を選択できていたとしても、導入後に後悔してしまう危険があるので要注意しましょう。

コスト

給湯器の入れ替えはイニシャルコストとランニングコスト両面を考えましょう。
イニシャルコストの面であれば選択する給湯システムによって使用できる補助金制度などが異なります。

補助金制度は国が行っているものと地方自治体が行っているものがありますので、自分が適用できるものはどれかきちんと調べましょう。
給湯にかかるコストはもちろん、機器のメンテナンス頻度や寿命なども考慮しておく必要があります。

イニシャルコストとランニングコストは全く変わりますので、しっかりと計算しましょう。
給湯器選びをする際には、絶対におさえておきたいポイントをいくつかご紹介しましたが、これを参考に家庭に最適な給湯器はどのタイプのものなのかを考えてみてはいかがでしょうか?

どうしても家庭に最適な給湯器が分からない場合はお気軽にみずほ住設までお問い合わせください。みずほ住設では経験豊富なスタッフがお客様のご要望をお伺いし、最適な給湯システムのご提案をさせて頂きます。

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